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文化財学科のトピックス
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「地方公共団体における文化財専門職」について学ぶ!

 文化財学科では、文化財専門職を目指す学生のために、専門職員が行う業務についての授業を行っています。
 今回は、元奈良県香芝市教育委員会 生涯学習課長(現安西工業)の山下隆次さんをゲストスピーカーとしてお招きし、「地方公共団体における文化財専門職」と題して、お話をしていただきました。
 市町村の文化財専門職員は、調査研究だけではなく、市内にある文化財の保護業務も担当します。しかし、発掘調査事業を実施するためには、予算の確保・積算・入札・契約など、様々な書類を作成し、上司や市長まで説明しながら決裁をもらわなければなりません。そのひとつひとつの行動において、多くの書類を作成するのです。市の文化財専門職員は、文化財担当である前に、市役所の職員として、公正公平に、市民のために働かなければなりません。そのために、書類を作成し、公の行動として認められるための決裁をとって、はじめて事業化できるのです。
 このような公務員のリアルな実態について、経験談を交えながら、話をしていただきました。受講生は、文化財専門職としての公務員の仕事について、理解を深めることができたでしょうか。
  【奈良大学文学部文化財学科のモットーは「現地現物主義」です】

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