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文化財学科のトピックス
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京都洛北で平安時代の太皇太后のお墓参り

 史料学ゼミ3年生が学外授業で京都洛北の岩倉を巡見しました。今年度前期の授業では、平安時代の貴族の日記『小右記』のうち、昌子内親王(冷泉天皇の皇后、後に太皇太后)が亡くなり葬送が行われた時期の記録を講読しました。その折りに、学生さんから「せっかく学習したのだからお墓参りをしましょう」という声が上がり、秋に陵墓のある岩倉を巡見することになりました。ゼミ生たちは、昌子内親王のお墓とされる岩倉陵の前に立ち、史料で読んだ崩御・葬送の様子を想像し、彼女の人生についても思いを巡らしていました。
 ところで、岩倉と言えば誰かを思い出しますね。そう、そこは岩倉具視の縁の地です。巡見では、国指定史跡の岩倉具視幽棲旧宅、近世の狩野派の襖絵を伝える門跡寺院の実相院などもじっくりと見学しました。

岩倉陵(昌子内親王陵)

実相院
実相院の紅葉が綺麗でした

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