文化財学科のトピックス
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研究活動
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2025.11.20
平城京跡出土品の写真撮影を行う
文化財学科では、これまでに多くの発掘調査を実施してきました。現在、平城京跡の発掘調査成果を報告書として纏めるために、出土品の整理に相原教授と学生有志たちが取り組んでいます。まずは奈良大学の旧学舎(奈良市宝来町)のあった近辺で、過去に行った平城京右京三条四坊六坪の出土品を再整理・報告書作成作業を行っています。
今回、その報告書に掲載する出土品の写真撮影を行いました。撮影は、奈良県内の発掘現場や出土品を数多く撮影している佐藤右文氏(アートフォト右文)に依頼しました。佐藤さんは、撮影のポイントや方法などを学生と対話しながら行っていきます。出土品の写真を一枚撮るだけでも、報告書の写真として、何を表現しようとしているのか、何を伝えたいのか、そのためにはどのように並べ、どのようなアングルで撮影するのが良いのかなど、考えなければいけないポイントがいくつもあります。日常生活で私たちがパチパチと写真撮影をしているのとは違い、一枚の写真に込められた意味を深く考える時間になったと思います。この経験は、今後の考古学の調査研究や報告書つくりにも役立つことでしょう。なお、この報告書は来年3月末に刊行します。乞うご期待!
【奈良大学文学部文化財学科のモットーは「現地現物主義」です】




