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文化財学科のトピックス
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今津学長の講義を聴くことができました

先日、保存科学実習で、今津学長に講義をしていただきました。

今津節生学長は保存科学が専門で、長年、博物館での保存環境や資料の調査研究、埋蔵文化財の保存に携わってこられました。

なかでも出土木材の保存処理に糖類を用いる処理法のエキスパートで、特許もお持ちになっています。

近年では、水中から出土した木材等の保存処理に自ら開発したトレハロースを用いる保存処理法が有効であることを世界に広めることに尽力されています。

UNESCOの招聘を受けて講演をしたり、ICOM-CCなどでも何度も発表されています。

今回は、保存科学を学ぶ学部の学生向けに、ご自身の研究成果をわかりやすく、しかしながら十分に詳しく講義してくださいました。

学部の学生たちの入学時にはすでに学長に就任されていたため、授業をお持ちではなかったので、学生たちは今津学長からお話しを聞く機会はほとんどなく、いわば世界最先端の学長の研究に触れることができ新鮮なようでした。

学長も久しぶりのに学生たちの前で講義ができて、心なしかうれしそうでした。

いつの日か、この講義に刺激を受けて、自ら同じように研究をする学生が出てくることを期待したいものです。

 

【奈良大学文学部文化財学科のモットーは「現地現物主義」です】

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