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令和6年度授称号記授与式 千田嘉博特別教授に名誉教授の称号を授与

 今年度の授与式は4月26日(金)に学長室で行われ、千田嘉博特別教授に対して、永年にわたる本学への貢献と功績を讃えて、今津節生学長から称号記と記念品が授与されました。

 千田先生は2005年4月に奈良大学に着任され、文化財学科教授として教育研究と学生指導にご尽力いただきました。また、2014年から2016年には学長を務められるなど、大学運営においても多大な貢献をされました。2023年9月に名古屋市立大学高等教育院教授に就任された後も、引き続き本学特別教授として集中講義等をご担当いただいています。

 授与式後の今津学長との懇談では、今年3月にNHKの取材でスペインのアルハンブラ宮殿やセゴビア城を訪問された際に、随所に車椅子用のスロープが設置され、目の不自由な方が手で触れられるレプリカが用意されるなど、本物を大切に残しつつ、多様な人が文化財に親しめるよう配慮がなされている様子を目にして感動されたことを話しておられました。

 また、本年1月の能登半島地震について、被災地域では多くの奈良大学卒業生が文化財専門職として勤務しているが、おびただしい被災文化財に対しては人員が限られており、山自体が変形するなど甚大な被害を受けた遺跡もあるため、今後の復旧には困難が伴うだろうと心配しておられました。奈良大学文化財学科は現場で求められる人材の育成に取り組み、考古学・保存科学・美術史学・史料学など様々な分野を学べることが特徴で、これは非常に重要なことであるとも述べられました。

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