地理学科のトピックス
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2024.06.24
大巡検の実施報告(木村ゼミ):北海道稚内市・礼文町など道北で実施しました。
木村ゼミでは、今年も6月の第3週目に大巡検を行いました。今年の木村ゼミの3年ゼミ生は3名と少ないですが、2024年6月17日(月)~21日(金)の4泊で北海道の稚内市・礼文町など道北へ行き、現地で学びました。学生は全員、北海道は初めてだそうで、場所を決めるときに「最北端に行きたい」という意見が強く、道北になりました。木村ゼミでは、2021年以来3年ぶり2回目の道北大巡検となります。
1日目(6月17日)夕方に稚内空港にて集合だったのですが、全員が新千歳空港から同じプロペラ機に乗っていたので、実際には空港ロビーで集合となりました。稚内空港からホテルに向かって荷物を置いた後、稚内駅近くで夕食を取りました。北海道らしい食事で、早速大満足。稚内は奈良よりもずっと涼しく、気候の違いを実感できます。
2日目(6月18日)は早起きして、船で礼文島へ。香深ターミナル前でレンタサイクルを借りてGo! 閉鎖されている礼文空港を見に行った後、金田ノ岬で昼食。島のごちそうに全員が舌鼓を打ちました。そして、島の最北端、スコトン岬へ。トド島は見えるけど、モネロン島も樺太も、うっすら見えるような見えないような。スコトン岬から一気に香深まで戻りました。往復60kmにおよぶ自転車での旅は、大巡検いちばんの思い出になったようです。帰りは波がおだやかで、良い船旅でした。
3日目(6月19日)は、学生各自の調査テーマに沿って、稚内周辺で調査を実施。午後に全員が合流して稚内公園・開基百年記念塔へ。雲が多くて、展望台から礼文島は見えるが利尻富士は裾野しか見えない・・・。
4日目(6月20日)は、車でフィールドワーク。日本最北端の宗谷岬・宗谷公園、宗谷丘陵の「風車の道」、周氷河地形の牧草地を堪能しながら天塩で昼食、幌延の「ゆめ地創館」で道北の地質を学び、豊富町の豊富温泉と大規模草地牧場を車窓観察し、サロベツ湿原センターを見学。そして稚内に戻って、北海道の海の幸で打ち上げ。ウィンドファームでは再生可能エネルギーについて学び、天塩ではソフトクリームを食べながら「第6次産業」について学びと、幅の広い勉強ができました。
5日目(6月21日)の早朝に解散。帰り道は全員バラバラ。船に乗る者、バスに乗る者、飛行機に乗る者と、鉄道利用がいないのが今年の3年生の特徴かもしれません。全員が元気で、無事に大巡検が終了しました。
この後、夏休みいっぱいをかけて、各自の調査テーマを10000字程度でまとめていき、卒業論文への足がかりとしていきます。