文化財学科のトピックス
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授業風景
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2025.06.17
橿原考古学研究所で保存科学の現場を見学
3年生の保存科学実習は、文化財の保存について、実際の作業を体験しながら学ぶ授業です。その一環として、実際の保存科学的作業を行っている施設の見学を行いました。
今回お邪魔したのは奈良県立橿原考古学研究所です。ここは奈良県内の発掘調査と出土品の研究を行う施設で、その一環として保存科学も業務に位置付けられています。
本学の今津学長もここに在籍していたことがあり、現在国宝になっている藤ノ木古墳出土資料の保存処理などを担当していました。
今年の4月には保存科学センターとして組織の充実も図られ、全国トップクラスの施設と体制を備えています。今回はセンター担当者の中で奈良大学の保存科学出身者である中尾真梨子さんから直接説明をいただくことができました。
施設見学では、授業で習ったことが実際の現場でどのように行われているのかを、説明を受けながら見ることができました。最先端の保存科学の現場でOBの話を聞き、学生には学びとともに、将来の大きな目標ができたことと思います。
橿原考古学研究所の皆様、ありがとうございました。
【奈良大学文学部文化財学科のモットーは「現地現物主義」です】