文化財学科のトピックス
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2025.04.20
「文化財演習」の講義で学生が明日香村を巡見!
奈良大学文化財学科では、2年生になると必修科目の「文化財演習」を受講し、文化財についての調査研究と発表のやり方を身につけるための基礎を学びます。前期では全員が明日香村を2回巡見し、班ごとにグループ学習と研究を進め発表を行います。
4月20日、1回目の明日香村巡見を行いました。約120人の受講生が飛鳥駅から出発するグループと、橿原神宮前駅から出発するグループに分かれ、それぞれもう一方の駅をゴールとして、教員の解説を聞きながら約7㎞ほどの行程を歩くものです。
見学地は、飛鳥駅出発班は欽明天皇陵→猿石→カナヅカ古墳→鬼の俎・雪隠→天武・持統陵→亀石→川原寺→飛鳥宮跡→酒船石→亀形石→飛鳥池工房遺跡→飛鳥寺→水落遺跡→豊浦宮→橿原神宮前駅のコース、橿原神宮前駅出発班は豊浦宮・豊浦寺跡→石神遺跡→水落遺跡→入鹿の首塚→飛鳥寺→飛鳥池工房遺跡→亀形石→酒船石→飛鳥宮跡→川原寺跡→亀石→鬼の雪隠・俎→欽明天皇陵→猿石→飛鳥駅のコースです。学生たちは飛鳥時代の日本の中心地のようすを、寺・宮・石造物をたどることでしっかり体感してくれました。
この巡見を踏まえ、これから学生たちは班ごとに研究テーマを設定し、見学地を検討して、もう一度明日香村内を巡見します。どんな研究を進めてくれるのか、今からとても楽しみです。
【奈良大学文学部文化財学科のモットーは「現地現物主義」です】
