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【文学部国文学科】大学院特別講演会を開催しました

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 2023年6月12日(月)、奈良大学 国文学科 大学院特別講演会として、「国文学科で知っておきたい、デジタルアーキビストが行う地域課題の探究〜"文化"を仕事にする人に求められること〜」が開催されました。
 
 講師には、寶德真大氏(株式会社 誠勝 社長室室長(AI事業開発担当)・上級デジタルアーキビスト)をお招きしました。
 講義ではまず、改正博物館法が施行(2023年4月1日)や改正著作権法が施行(2023年6月1日)という近年の博物館、図書館を取り巻く状況の変化が説明されました。これによって博物館や図書館などの公共施設は、資料を収集保存するだけではなく、デジタル化などを通じて地域活性化への利活用が求められるようになります。

 どのようにデータを活用してゆくのか。講義の後半では、地域経済分析システム「RESAS(リーサス)」を使用したグループワークが行われました。奈良と大阪の図書館の貸し出し状況の違い、博物館の来館者数の比較などを通じて、図書館や博物館が抱える現在の問題を確認したのち、どのように課題解決をすればいいのか、というところまでグループで話し合いました。
 
 国文学科とビック―データ、一見、遠いジャンルのように見えますが、国文学の貴重な文献資料を、どのように地域に還元し活用してゆくのか、国文学科での学びをいかに文化という仕事に結びつけるのか、を考える大変貴重な機会となりました。

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