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奈良大学文学部史学科の足立広明先生(西洋史)が東方キリスト教学会(8月27日・28日:東京大学駒場キャンパス開催)で研究発表しました。

奈良大学文学部史学科の足立広明先生が東方キリスト教学会(8月27日・28日:東京大学駒場キャンパス開催)で研究発表しました。東方キリスト教とは、ギリシア正教やロシア正教、ウクライナ正教、セルビア正教などの東方正教に加え、451年のカルケドン公会議で排斥された系統の信仰に起源を有するコプト正教会やアルメニア正教会なども加えた東方キリスト教を研究対象とする学会で、今年は25周年を迎えます。風格のある創始者の先生方に続いて、現在では若手の研究者も多く育ち、会長はじめ女性の役員が生き生きと活躍している将来有望な学会に見えました。

足立先生はこのなかで二日目最後に発表機会を与えられ、「エウドキアの『ホメロス風聖書物語』(Prima Homerocentonum conscriptio)その写本伝統について」という題目で研究発表しました。このところ研究対象としているビザンツ皇妃エウドキアの著作の写本伝統を近年の史料校訂状況を踏まえて報告し、非常に高い確度で彼女自身が古代末期の5世紀に執筆したという見通しを示しました。

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