TOP

地理学科のトピックス
TOPICS

日本気象学会関西支部の気象関係合同進路説明会で地理学科教員が個別相談を実施(2025年8月23日)

地理学の周辺分野の一つ、気象学会関西支部の「合同進路説明会」で高校生向けに個別相談を実施します。

地理学は多く周辺分野との関わりが強い学問で、例えば、歴史学・経済学・観光学・都市工学・農学・環境学・地質学・気象学・情報学・防災などと相互に影響を及ぼし合っています。

このうち、周辺分野の1つである気象学との関連を取り上げると、特に今年度、学部3年生の学生たちががんばっています。今年秋の日本気象学会で発表したり、国際北極研究シンポジウムで研究発表をしたりという活動は、すでにご紹介をしてきました。彼らは、気象シミュレーションやGIS、リモートセンシング、水文解析など、地理学科で学ぶ多くの考え方や手法を使って、問題解決を進めています。

さて今回、日本気象学会関西支部の第46回夏季大学のイベント「気象関係合同進路説明会」で、奈良大学地理学科が「気象を学べる関西支部内の大学・大学院」として紹介され、個別相談に木村圭司教授(専門は地理学、気候学)が参加します。なお、木村教授は現在インドネシアのバンドンに滞在中ですので、当日はバンドンからのzoom参加となります。

「文学部で気象を学ぶの?」と疑問に思う人も多いでしょう。小学校・中学校では理科で気象を学びますが、高校で理科の「地学」を学べる機会は非常に少なくなっています。一方で、高校で必修になっている地歴科の「地理総合」「地理探究」では、古典的な気候区分はもちろん、新しくは線状降水帯の話が出てくるなど、気象(のごく一部)を学ぶ機会となっています。今回の日本気象学会関西支部の高校生向けイベント「学科紹介・進路説明会」では、気象そのものだけでなく、気象が人々に与える影響を考えたい、という高校生がいれば、地理学科をお薦めしようと思います。

アーカイブ
ARCHIVE

関連記事
RELATED ARTICLES