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【文化財学科トピックス】夏休み!学生がお寺で文化財調査!

文化財についてさまざまな分野から総合的に研究・指導を行っている文化財学科では、教員がそれぞれの専門性を活かし、地域における文化財調査にも関わっています。
美術史担当の大河内准教授(日本美術史・日本彫刻史、文化財防犯)は、和歌山市教育委員会と連携して、8月8日、9日に和歌山市内感應寺の文化財調査を行いました。この機会に1年生4人、2年生2人、3年生10人、4年生2人、大学院生5人の計23人が参加してくれました。

文化財調査が初めての学生も多数いましたが、文化財の移動や清掃、計測などを積極的に行っていました。調査には和歌山県立博物館や和歌山市立博物館の学芸員も参加し、現場で働く専門職員と学生が接する機会ともなりました。

折しも8日の夜に、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表されました。耐震補強工事が完了したばかりの同寺本堂では調査を継続しましたが、文化財は人と人を結ぶ紐帯として機能するものであり、その所在状況の把握もまた、まぎれもない災害への備えの一つであることを、参加学生とともに再確認しました。

2日間の作業を通じて、学生一人一人が、自らが文化財を未来へと継承していくための当事者であることを感じてくれたものと思います。大河内准教授のもとでは、これからも学生が参加できる文化財調査の機会を作っていく予定です。
【奈良大学文学部文化財学科のモットーは「現地現物主義」です】

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