TOP

トピックス
TOPICS

【心理学科 トピックス】「震災とその心理学的支援」をテーマに臨床心理学コースのフィールドワークを実施しました!

心理学科の臨床心理学コースの3年生が, 「神戸レインボーハウス」と「人と防災未来センター」を訪問し, 震災およびその心理学的支援について学びました。

まず、フィールドワーク当日の9月19日(金)午前に,「神戸レインボーハウス」の見学実習を行いました。神戸レインボーハウスは, 阪神大震災で親を喪った遺児への支援活動を行う施設として設立され, 現在は病気等のさまざまな理由で親をなくした子どもたちへの支援を行っています。

学生たちは, 施設で実際に支援を受けた遺児のその後の成長をテーマとしたドキュメント番組を視聴し, 感想や気づきを話し合いました。さらに, 支援活動の実践に関するお話をうかがい, ファシリテーター(遺児の心のケアに関するボランティア)としてのかかわり方について学びました。学生たちは, インターンシップ活動など, 自分たちが現在行っている活動と関連させながら, ファシリテーターとしての活動や考え方について, 積極的に質問していました。

また, 目的に沿って作られた部屋(おしゃべりの部屋, アートの部屋, 火山の部屋, おもいの部屋等)を見学し, その部屋で過ごす体験をしました。誰かと一緒に遊んだり話したりすることや, 周りから距離を置いて, 1人で過ごすことなど, 1人ひとりの遺児の気持ちを尊重しながらかかわっていくことの意味を学びました。

午後には,「人と防災未来センター」の見学実習を行いました。人と未来防災センターは, 阪神・淡路大震災をはじめとした災害で起こった出来事や, 今後起こるであろう災害への対策などを発信する施設です。学生たちは, VR映像やシミュレーションを通して, 自分自身が災害に遭遇するとどのように感じるか, どのように行動する必要があるのかについて, 体験的に学びました。

学生たちの中には, 大きな災害を身をもって経験したことがないと語る者もいました。災害のおそろしさを感じ取り, 今後の生活に向けて何ができるかについて思いをめぐらせることで, 今後起こるかもしれない災害に対する心構えや, こころのサポートについて理解する時間になったように思います。

学科ページでは、その他の心理学科ニュースも紹介しています。
ぜひ見てください。

アーカイブ
ARCHIVE

関連記事
RELATED ARTICLES