文学部国文学科
学科ニュース
- 2023/06/01
- 光石亜由美教授 ラジオ番組出演のお知らせ(6月9日(金))
- 2023/01/23
- 木田隆文教授の寄稿記事が1月20日(金)付日本経済新聞に掲載されました。
学科概要
文学との出会い、そして新しい言葉の世界へ
歌や物語として、先人たちが伝承してきた薫り高き日本の文学の数々…。
その背後にあった古来の人々の命の輝きや深い洞察、遊び心やユーモア、さらには古典を踏まえた現代の言葉や文学。それらを巡る文化の華やぎなどについて系統的に学び、人生の礎となる自らの言葉の世界を確立するための知性と人間性を育みます。
学科紹介動画
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(WEB OPENCAMPUS より)
木田隆文教授が国文学科の学びのポイントや特色ある授業を紹介します。
授業ピックアップ

実地見学踏査
飛鳥を歩いて見ると、意外にも香具山は低かった。そういう「歩く」「見る」「聞く」「食べる」を通じて知識を実感に変えるのが、実地踏査見学という授業です。例えば、「天平衣装を着る」というテーマでは、実際に衣装を着ることで、袖の裁きや身のこなしを学びます。

伝統芸能鑑賞
日本の伝統芸能は、古典文学との結びつきが強く、双方向の関係を持っています。また世界的にみても独特の世界観を有しています。授業では能・歌舞伎などを実際に劇場で鑑賞し、伝統芸能への理解と、その魅力を発信する教養を身に付けることを目的としています。

現代文化論
戦前の日本では、政府の許可なしに書物を出版することはできませんでした。しかしそれは過去の話ではありません。現在も様々な形で書物や表現への規制は続いています。この授業では〈本〉をめぐる影の歴史を追いながら、出版や表現とは何かを考えてゆきます。

現代日本語論
日本には多くの方言が存在します。方言はそれぞれ共通語とは異なる言語体系を有しており、共通語の体系とどのように異なっているのか、その特色について学びます。また、方言の地理的な分布状況から言語変化の軌跡をたどり、方言の変遷を探ります。

日本語の歴史Ⅰ・Ⅱ
古い時代の日本語の姿はどのようなものだったのでしょうか?それが現代に至るまでにどのような変化を遂げたのでしょうか? そして、それは何故わかるのでしょうか? そのような日本語の歴史にまつわる 「?」 を、ひとつひとつ解き明かしていきます。

国文学特殊講義
国文学特殊講義は、文学作品を取り巻く様々な問題を丁寧に紐解いていく講義です。文学作品が成立した時代背景やどのように現代まで伝わってきたかなど、作品の外部に目を向けます。読解だけではなく、より多角的な視点から作品を捉えていきます。

国文学講読
鎌倉・室町は日本風の美意識が成熟した時代であり、また人々は「この世は無常であり、憂き世である」と感じていました。現代に共通するものが多い中世という時代について、作品の精読を通じて確認していきます。現代を発見する手掛かりともなるでしょう。

演習Ⅰ
授業のテーマは「長篇恋愛小説を読む」 夏目漱石、太宰治、三島由紀夫など、近現代のさまざまなカタチの恋愛を描いた小説を読みます。発表者が自分の意見を発表し、そして全員でディスカッション。みんなで議論を重ねながら、作品の面白さを発見してゆきます。
模擬授業
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特別授業「日本語の歴史」
山田昇平講師 -
特別授業「歌枕」
三宅晶子教授 -
「神話伝承論」
鈴木喬准教授