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6月1日、実地見学踏査で元興寺、春日大社を散策

6月1日、実地見学踏査で世界遺産「古都奈良の文化財」である
元興寺、春日大社を巡りました。
奈良町を歩きながら、「庚申」について学び、元興寺の往時の広さ歩いて体感。
元興寺では、参拝後、行基葺と呼ばれる古瓦葺をみながら、境内にある萬葉歌碑の歌について学びました。
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元興寺境内の万葉歌碑は杉本健吉氏の揮毫。
  白玉は  人に知らえず  知らずともよし
   知らずとも  我し知れらば  知らずともよし
             『万葉集』巻六・1018番歌
(白珠は人に知られない。しかし、知られずともよい。たとえ人に知られなくとも、自分自身が知っているのなら、人が知らなくてもよい。)
「旋頭歌」と呼ばれる、577577の歌体で、歌意は現代に通じる境地です。
春日大社では、萬葉植物園でムラサキの花を愛でて、万葉歌を解説。
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ムラサキはその名のとおり「紫」の染料として用いられ、万葉集にも歌われた植物です。
また「神庭」を見学。
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「神庭」は、「春日宮曼荼羅」の世界を枯山水で表現したいと、春日大社の花山院宮司が作庭図を描き造られたもので、大宮や若宮などの神様を石組で表しているそうです。5月17日に一般公開されたばかりのものです。
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参拝後に、春日大社国宝殿の春季特別展「華やぐ春に絵画を楽しむ 春日大社の屏風・絵巻・掛軸」を見学。
「古都奈良の文化財」を体感することができました。
※元興寺、春日大社より画像掲載の許可をいただいています。御礼申し上げます。
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