国文学科のトピックス
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授業風景
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2025.05.27
5月25日、学外研修で吉野山を散策しました。
国文学科の学外研修で
世界遺産の吉野、深緑の吉野山を歩きました。

奈良大学国文学科では、2、3年生対象に学外研修を行っています。奈良や近隣の府県を訪れ、文化的景観などを体感し、文学をより立体的に学びます。
当日、小雨が降る残念な天候でしたが、霧がかる吉野山は神々しくあり、聖地であること、修験の聖域であることを実感しました。
吉野と日本文学として、神武天皇、壬申の乱、役行者、義経と静御前、万葉歌の解説を行い、

金峯山寺の蔵王堂(国宝)を拝観しました。

蔵王堂は、東大寺大仏殿に次ぐ大きさの木造古建築物です。
またその中心は、厨子にある本尊・金剛蔵王大権現。
今年3月にできた、金峯山寺シアターにて映像を鑑賞し、秘仏の蔵王権現をまなびを深めることができました。
そのあと自由散策を経て、櫻花壇と、吉水神社を訪れました。
櫻花壇は、谷崎潤一郎をはじめ多くの文豪が宿泊し、作品に大きな影響を与えたことで有名です。

吉水神社では、参拝した後、
義経と静御前、後醍醐天皇、豊臣秀吉などの故地であること、
吉水神社の書院は、鎌倉時代の姿を残し、日本住宅建築史上、最古の書院であること、庭園は秀吉自ら造ったという伝承を持つことなどを学びました。


再び吉野を訪れることを誓い、学外研修を終えました。

※写真掲載について金峯山寺、吉水神社の許可を得ています