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今津節生学長がスガウェザリング技術振興財団より第42回科学技術賞を受賞しました

 このたび、今津節生学長(文化財科学、保存科学)がスガウェザリング技術振興財団より第42回科学技術賞を受賞しました。

【受賞理由など】
「糖類を用いた水浸出土文化財の保存」
 今津氏は、海底などから発見される沈没船等の水浸出土文化財について、1990年代から糖アルコールやトレハロースなどの糖類を使う保存方法を世界に先駆けて開発すると共に、世界各地への普及活動を進めてきた。この方法は、石油由来の従来のPEG法とは異なり、植物由来で環境負荷が少なく、金属錆の劣化抑制にも効果的である。保存処理後は高温多湿の環境でも安定しており、アジアの文化財の保存・展示・活用に大きく貢献している。

【スガウェザリング技術振興財団:高校生探究助成ご紹介】
 なお、同財団では「ウェザリング:Weathering」を探究する高校生(高専生含む)に対し、助成金を贈呈してその探究を支援する「高校生探究助成」の希望者を公募しています。応募締切期日は2024年10月31日(木)です。
【高校生探究助成サイト】https://www.swtf.or.jp/tankyu/

【スガウェザリング技術振興財団について】
 プラスチック、塗料、金属、色材、繊維、皮革などの材料・製品の耐候光性、耐腐食性、老劣化性に対する"ウェザリング技術"に関して、研究人材の育成、功労者の表彰、試験研究の助成、研究委員会による試験研究などを行うことによりその技術振興を図り、もってわが国の産業発展および国民福祉の増進に貢献することを目的に、スガ試験機株式会社の後援により、1981年に設立されました。
【財団ホームページ】https://www.swtf.or.jp/

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