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【地理学科トピックス】2026年度の地理学科海外巡検(海外研修)を台湾にて実施しました!(前編)

 2026年度の地理学科海外巡検(海外研修)が、8/30〜9/6の8日間の日程で台湾にて行われました。学生17名と教員2名の合わせて19名で実施しました。毎日とても充実した内容でした。以下、主な内容をピックアップしてご報告します。

1日目

 空港ではこれから始まる研修への期待を膨らませながら、全員で旅程を確認しました。台湾到着後すぐに野柳地質公園を訪れ、風化や侵食によって形成された独特の地形・地質景観を観察しました。普段は写真や資料で学ぶ地形を実際の景観の中で確認することで、その規模や形成過程を実感することができました。その後、九份へ移動し、斜面に沿って発達した街並みや細い路地、商店などを散策しました。歴史的な景観と現在の観光地としての姿が共存する九份を歩き、台湾の自然・歴史・文化を早くも身近に感じる初日となりました。

関西国際空港で旅程や注意点等を確認している様子
野柳地質公園
九份

2日目

 この日は台北市内を中心に巡検を行いました。まず、日本統治期に台湾総督府として建設され、現在は総統府として使用されている建物を訪れ、台湾の近代史と都市形成について学びました。その後、現代の台北を象徴する超高層建築物である台北101を訪問しました。台北101では、強風や地震の際にバランスを取るためのダンパーを見学しました。吊り上げられた660トンの球体はとても迫力がありました。午後には古関先生の母校である国立台湾師範大学を訪れ、大学の施設や教育・研究環境に触れるとともに、教員や院生との交流の機会を持ちました。街歩きだけでは知ることのできない台湾の大学生活や文化にも触れ、非常に充実した一日となりました。師範大学での交流内容については、現地で報道もされました。こちらについては、以下の記事もご覧ください。

https://www.nara-u.ac.jp/news/1589.html

総統府内を見学する様子
台北101のダンパー
国立台湾師範大学での交流会の様子

3日目

 この日は台北の地下鉄を利用して松山空港へ向かい、国内線で台湾海峡に浮かぶ澎湖諸島へ移動しました。島々を巡りながら特に注目したのは、火山活動によって形成された壮大な柱状節理です。規則的な柱状の岩石が海岸に連続して分布する景観は美しく、マグマが冷却・収縮する過程で生じる地質構造を現地で確認する貴重な機会となりました。また、台湾本島とは異なる島嶼部の集落景観や植生、土地利用などにも目を向けながら移動しました。一日の巡検を終えた後には、新鮮な魚介類を使った海鮮料理を囲みました。地形や地質だけでなく、海と深く結びついた澎湖の生業や食文化にも触れ、島嶼地域の自然と暮らしの関係を感じる一日となりました。

地下鉄で切符を購入している様子
澎湖諸島の柱状節理
海鮮料理を囲む様子

4日目

 この日も澎湖諸島を巡り、海岸地形と島の文化について学びました。まず訪れたのは、火山性の礫の堆積によって島と陸地がつながるトンボロ(陸繋砂州)です。波や沿岸流による堆積作用が作り出す地形を実際に歩きながら観察し、教室で学ぶ海岸地形がどのように形成されているのかを具体的に理解することができました。その後は市街地を散策し、お土産を探しながら地域の商業や街並みにも触れました。また、海の守護神として台湾で広く信仰される媽祖を祀る廟を訪れ、台湾本島より歴史の古い島と信仰の関係についても学びました。本島に戻ったあと、夜には多くの人でにぎわう夜市へ。食事や買い物を楽しみながら、台湾の活気ある日常文化を体験しました。

トンボロ(陸繋砂州)
お土産屋での試食会の様子
饒河街観光夜市

後編へつづく

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