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東洋史の山崎岳ゼミの学外見学会の紹介

 奈良大学文学部史学科では、ゼミごとで学外見学会もおこなっています。今回は、東洋史の山崎岳ゼミの学外見学会の紹介です。

 2024年1月28日(日)に神戸の孫文記念館と兵庫津ミュージアムの見学をしました。
 
 午前は孫文記念館を見学しました。 同館は、1915年に神戸華僑の呉錦堂が建てた移情閣という別荘を移築・再利用し、1984年に開館しました。同館主任研究員の蒋海波先生にご案内いただき、歴史的な沿革、孫文や呉錦堂の人となりについても詳しく知ることができました。

 孫文記念館を出たすぐのところに明石海峡大橋の橋脚があるので、ついでに「海上プロムナード」も見学しました。

 午後は兵庫津ミュージアムを見学しました。同館は2022年に開館された新しい博物館で、「ひょうごはじまり館」と「初代県庁館」の二棟から構成されています。「ひょうごはじまり館」は、神戸開港以前に瀬戸内航路の東の起点となった兵庫津に関する展示・解説を中心とする博物館です。たまたま、企画展「知られざる山城の魅力ー中世播磨250の山城ー」が開かれていて、知る人ぞ知る兵庫県の美しい山城の数々を見ることができました。会場には、同地域の中世城郭研究家として著名な木内内則先生が来ておられ、ご好意により学生に解説をしてくださいました。

 その後、大輪田泊の跡地や旧西国街道の道筋、それに平清盛ゆかりの周辺史跡を散策し、日本とアジア諸国を結んだ中世最大の貿易港の一つである兵庫津の歴史について理解を深めることができました。

 その後、留学生の趙雨鵬君の案内で、南京町の北京ダック専門店「華鳳」で打ち上げをしました。途中少し雨に降られましたが、それもまた一興、大満足の一日でした。

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