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史学科の外岡慎一郎先生(日本中世史)編著『越前・若狭 武将たちの戦国』が刊行されました。

【教員著作紹介】奈良大学文学部史学科の外岡慎一郎先生(日本中世史)編著『越前・若狭 武将たちの戦国』(岩田書院ブックレット)が刊行されました。

執筆者のうち、倉田尚明氏は奈良大学文学部史学科の卒業生です。

内容

本書は、戦国時代の越前・若狭に確かな足跡を残した武将たちの生きざまをたどりながら、中世から近世に移り変わる時代の姿を読み解くことを目的としている。
したがって、本編は武将たちの簡潔な評伝集12編で構成した。登場するのは多く戦国時代の後半期を生きた武将たちで、ほぼ活躍する年代順に掲げた。
採り上げるべき武将で、今回、収録できなかった武将たちについては、総論およびコラムで触れ、本書1冊で、越前・若狭の戦国時代を概観できるようにした。

主要目次

総論 越前・若狭の戦国時代     外岡慎一郎
1     朝倉義景―列島を俯瞰する外交知略     石川 美咲
2     武田義統―父子対立に費やした生涯     笹木 康平
3     明智光秀―人生の岐路に越前・若狭     石川 美咲
4     柴田勝家―武勇と統治に長けた忠義の臣     大河内 勇介
5     府中三人衆 不破光治・佐々成政・前田利家―織田政権北陸進攻への布石     佐藤 圭
6     金森長近―街道を生かしたまちづくり  田中 孝志
7     丹羽長秀―信長の寵臣から秀吉傘下の大名へ  功刀 俊宏
8     堀秀政・秀治―信長・秀吉からも信頼された名将     角 明浩
9     大谷吉継―敦賀に「近世」を運んだ智将  外岡 慎一郎
10     京極高次─近世小浜城下町の基礎を築く     徳満 悠
11     結城秀康・忠直―松平一族のなかの不遇な親子     長谷川 裕子
12     本多富正・本多成重―越前松平家を支えた「両本多」     角 明浩

コラム

真柄十郎左衛門は二人いた?(大河内勇介)/国吉城主、粟屋の名は(水野佑一)/若狭逸見氏の栄枯盛衰(倉田尚明)/女房「衆」・つほね・女ども(石川美咲)/溝江長氏の文化的ネットワーク(角 衣利奈)/あわら市柿原に眠る多賀谷左近(中西健太)
参考文献

アーカイブ
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