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2026.06.15
2026年6月14日(日)、奈良大学文学部史学科のバス見学会を実施しました。
2026年6月14日(日)、奈良大学文学部史学科のバス見学会を実施しました。参加学生は、1回生を中心に24名で、史学科教員の木下光生と奥本武裕が引率しました。
行き先は、延暦寺、三井寺(園城寺)、大津市歴史博物館です。
午前中は、延暦寺へ。延暦寺を構成する東塔、西塔、横川のうち、東塔の中心をなす根本中堂は、あいにく改修工事中でしたが、逆に改修中であるがゆえに、工事現場の足場から、屋根などを見下ろすことができました。

1780(安永9)年の『都名所図会』に掲載された延暦寺の境内図を片手に歩いてみたところ、『都名所図会』中の「戒壇堂」(戒壇院)と「講堂」(大講堂)の表記が逆になっていることに気づきました。やはり、「現場」を歩くことは、歴史学の基本作業たる史料批判のうえでも大事ですね。

大講堂の前にある鐘は、1991(平成3)年に「佐川急便グループ会長 佐川清」が「願主」となって奉納されたものでした。この鐘は、『都名所図会』でも「鐘堂」として登場します。


午後からは三井寺方面へ。まずは、大津市歴史博物館に行き、常設展を見学しました。とても充実した内容で、学生たちも熱心に見入っていました。
最後に三井寺(園城寺)へ。ここでも1814(文化11)年の『近江名所図会』を頼りに境内を散策し、同書の描写が意外と実態に忠実であることがわかりました。






お世話になった延暦寺、三井寺、大津市歴史博物館、そして奈良観光バスの皆さんに厚くお礼申し上げます。
