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2024.09.14
【心理学科 トピックス】フィールドワーク実習で震災について学びました
心理学科・臨床心理学コースの3年生が, 「神戸レインボーハウス」と「人と防災未来センター」を訪問し, 震災について学びました。
「神戸レインボーハウス」は, 阪神大震災で親を喪った遺児への支援活動を行う施設として設立され, 病気等のさまざまな理由で親を亡くした子どもたちへの支援も行っています。
学生たちは, 施設で実際に支援を受けた遺児に関するドキュメント番組を視聴し, その感想について話し合いました。さらに, 支援活動の実践に関するお話を聴き, ファシリテーター(遺児の心のケアに関するボランティア)としてのかかわり方について学びました。ファシリテーターとしての活動に興味を抱き, 具体的な活動について積極的に尋ねていました。
また, 目的に沿って作られた部屋(おしゃべりの部屋, アートの部屋, 火山の部屋, おもいの部屋等)を見学し, 遊ぶ体験をしました。誰かと一緒に遊んだり話したりすることと, 周りから距離を置いて, 1人で過ごす時間を大切にすることが, ともに大切であることを学びました。
「人と防災未来センター」は, 阪神・淡路大震災で起こったことを, 今後に向けて発信する施設です。学生たちは, 震災を体験した語り部によるお話を聴きました。「自分の命は自分で守る」など, 実体験を通した教訓に深く頷いたり, ノートにまとめたりしていました。また, VR映像やシミュレーションを通して, 自分自身が災害に遭遇するとどのように感じるか, どのように行動する必要があるのかについて, 体験的に学びました。
学生たちの多くは震災後に生まれた世代です。震災のおそろしさを感じ取り, 今後の生活に向けて何ができるかを考えることで, 今後起こるかもしれない大きな地震に対する心構えや, こころのサポートについて理解する時間になったのではないかと思います。