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2025.08.21
【史学科 トピックス】教員、学芸員、企画担当者など様々な職種で卒業生が活躍しています
史学科の卒業生は幅広い分野で活躍しています。
今回は、学校教員、学芸員、学習センターの企画担当者として活躍中の方々をご紹介します。
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西前玲奈さん(株式会社小学館集英社プロダクション:八尾市生涯学習センターの企画担当)
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みなさん、学芸員は美術館・博物館で働くものと考えてはないですか?私も大学在学時には、それらの施設で働かなくては学芸員免許を取った意味がない!と考えていました。
しかし、就活において企業の面接やインターンシップ、博物館の講演会に参加するうちに、次の時代は学芸員+企画、集客もできる存在にならなければいけないと強く感じるようになりました。
とはいえ、当時の私には学芸員以外の知識もツテもありませんでしたが、在学中に足立先生に頂いた「考え方次第で歴史学になる」という言葉と自分に出来ない事がある事を許せない性格のため一念発起し、㈱小学館集英社プロダクションに入社し、八尾生涯学習センターの企画担当となりました。
※弊社は指定管理者制度を利用して博物館やコミュニティーセンターの運営を行っています。
現在は、学芸員ならではの視点から歴史講座や動物園とのコラボイベントなど、自分の心躍るものを主軸に様々な年齢層の方が楽しめる企画作りを行っています。
また、企画作りには今でも親交のあるゼミの友人たちや足立先生との会話からヒントを得ています!
最後になりましたがこの文章を通して、自分の考え方次第で可能性はどこにでもあるということをお伝えできれば幸いです。

倉田尚明さん(福井県高浜町役場教育委員会 学芸員:高浜町役場で『高浜町史』の編纂を担当)
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私は現在、高浜町役場で『高浜町史』の編纂に携わっています。自治体史の編纂には多くの史料と情報を集めて整理し、まとめていくという作業が中心になります。大学では、専門的な知識はもちろん、研究課題に対する向き合い方も学びました。特にゼミでは一つの視点ではなく、様々な視点から課題に向かっていく姿勢を学んだと思っています。今でもゼミで学んだ研究への姿勢を大切にしながら仕事に取り組んでいます。
今後も大学での経験を思い出しながら成長していきたいと思います。

福澤(氣賀澤)愛香さん(長野県飯島町教育委員会:飯島町歴史民俗資料館・飯島陣屋学芸員として勤務)
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私が奈良大学やこの職を選んだきっかけは、古都で日本史を深く学び、多くの人に伝えられる人になりたいと感じたためです。特に史学科では、事実に基づき自分で歴史を考える力が身に付きます。また本物の史料にふれる機会が多く、史料を読み解く力を養うこともできます。
多くの素晴らしい先生方と出会い勉強できたことで、人脈が広がり、様々な知識を得ることができました。
皆さんも、過去の人々が残した史料を、存分に奈良で解き明かしてみませんか?

赤木真由美さん(岡山県の中学校社会科教諭として勤務)
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私は現在、岡山県の中学校で社会科教諭として勤務しています。奈良大学の授業で学んだことを中学校の授業で取り入れると、生徒はいきいきとした目で聞いてくれます。大学で作った木簡を使って授業をしたときには、彼らは当時の生活について具体的に考えることができ、歴史への興味が高まった様子でした。大学在学中には、大学の授業で教科の専門知識を学びつつ、教職学習会というサークルにも所属してディスカッションや模擬授業などに取り組み、現職教員である卒業生の方から指導に関するアドバイスもいただきました。大学で学んだことは日常の中でいつも助けてくれます。この貴重な四年間を、これからも私の原点として頑張っていきたいと思います。

渡邊航一さん(徳島県吉野川市で小学校教諭として勤務)
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奈良大学では、大好きな歴史を様々な体験を通して学ぶことができました。ゼミでは、史料などから歴史を読み解いていくことが多く、毎回の講義が新たな発見ばかりでした。また、実際に学外に調査や研究に行くなど、古都奈良ならではの経験をすることができました。そして、大学在学中に、学校支援ボランティアに参加することで、教員になりたいという思いが強くなりました。
そこで、「教職学習会」のことを知り、教員志望の学生と教育について深めていきました。大学の先生方、先輩方、教員を目指す仲間の支えがあったからこそ教員になることができました。
これから、目の前の子どもたちとしっかりと向き合い、ともに成長できる教員でありたいと思います。

紺野佑介さん(佐賀市文化財課調査係主事として勤務)
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私は博士前期課程の2年間、奈良大学で研究に励みました。大学院では、史料読解の重要性や様々な角度から考えること、史料調査の実践等を行うことができました。現在は、佐賀市文化財課の職員として働いています。古文書に触れる機会も多く、くずし字の解読と資料集の編纂といった調査・研究をしています。また、市民の方からの歴史・文化財に関する問い合わせや、講座などを行っています。
仕事では、資料集編纂の中で多くの古文書を翻刻するなど、今まで大学で学んできた知識・経験を活かすことが出来ています。他にも史料調査などの経験や技術を役立てています。なかでも、自身で翻刻した史料が資料集に載ったり、古文書講座等で市民の方が興味を示してくれたりなど、やりがいを感じることも多いです。仕事の中には大学での専門分野と全く違うものを取り扱うことがあり、日々学ぶことが多くあります。
大学では、様々な分野の知識を専門家たちに分かりやすく教えてくれる貴重な場です。学生の皆さんも、様々な事を学びながら夢に向かって頑張ってください。
