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2025.07.30
【国文学科 トピックス】「神社の神主さんにお話しを聞こう会」を開催!!
7月23日(水)に、光石亜由美教授(日本近代文学)の引率で「神社の神主さんにお話しを聞こう会」を開催しました。
神社のお仕事に興味がある学生たちが近鉄奈良駅近くにある「漢國神社」に行き、漢國神社宮司・梅木春興さんから神社の由来や神職の毎日の仕事内容、神職になるにはどのような方法があるかなど、さまざまなお話を聞きました。
漢国神社は、推古天皇元年(593)、天皇の勅命により大物主命(園神)を、その後、養老元年(717)には藤原不比等が大己貴命と少彦名命(韓神)を合祀した由緒をもち、古くは春日率川坂岡社という古い神社です。
本殿は三間社流造・桧皮葺。奈良県では珍しい桃山時代の建造物で、奈良県の指定文化財です。徳川家康が先勝祈願のため奉納した鎧を伝承しています。
また漢國神社内には林神社があり、林浄因命を祀っています。林浄因は中国淅江省の人で、貞和5年(1349)に来朝し、漢國神社の社頭に住み、日本最初の饅頭を作ったことで知られています。その林浄因の偉業を顕彰するとともに、林神社は日本で唯一の饅頭の神様を祀っています。
林浄因の子孫の林宗二は「饅頭屋本節用集」を刊行したことから、印刷・出版の祖神としてその信仰を集め、毎年9月15日には「節用集まつり」が開催されています。
祭りを継承し次世代に繋ぐことや、社殿を維持管理することの難しさなどお聞きしました。
次の世代に文化や伝統を、いかに継いでいくかが大きな課題だと感じます。
教室では体験できない、学びを得ることができました。
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