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【8/31 、 9/7 、 9/14 全3回】公開講座 第18回 高の原カルチャーサロン 「道長のルーツをたどるー飛鳥・奈良時代の藤原氏ー」(申込制)(会場 奈良市北部会館市民文化ホール)

平安王朝で権勢を誇った藤原氏。NHK大河ドラマ「光る君へ」では、その象徴といえる御堂関白・道長に光が当たっています。
 栄華を極めた貴族のルーツは? それは古代の奈良にありました。
 今回の高の原カルチャーサロンでは、そんな平安時代以前の藤原氏を深掘りします。
考古学、古代史、上代文学......。本学文学部の研究者3人が、飛鳥、平城京などを舞台に活躍した道長の先祖たちの遥かなる足跡をたどります。
 いにしえの大和を追究する奈良大学ならではの企画です。どうぞご期待ください。

■日  時    2024年8月31日(土)、 9月7日(土)、9月14日(土)10:00~11:30 (開場 9:30)
■会 場    奈良市北部会館 市民文化ホール    住  所:〒631-0805 奈良市右京1-1-4 (TEL:0742-71-5747)    
アクセス:近鉄京都線「高の原」駅南へ徒歩約5分    
※駐車場は有料です。駐車スペースが少ないため、できるだけ公共交通機関をご利用ください。

■定 員    100名(※申込多数の場合は抽選・定員に満たない場合は引き続き受付)
■受講料    無料

第1回

8月31日(土) 

藤原氏誕生!考古学からみた藤原鎌足の実像
講師:文学部文化財学科 教授 相原嘉之(あいはら よしゆき)
 中臣鎌足は、乙巳の変の立役者であリ、その後、天智天皇の参謀として、多くの政策に関わってきました。亡くなる直前には、「藤原」の氏名が与えられ、ここに藤原氏が誕生しました。今回は、藤原鎌足に関連する遺跡から、藤原鎌足とはどのような人物だったのかを読み解いてみたいと思います。

第2回   

9月7日(土)

奈良の都と藤原氏 藤原不比等とその子どもたち
講師:文学部史学科 教授・通信教育部長 渡辺晃宏(わたなべ あきひろ)
 藤原氏発展の基礎は鎌足の息子、不比等によって築かれ、大宝律令制定や平城京造営を主導し、『日本書紀』の編纂にも深く関わリました。娘の宮子・光明子を通じた天皇家との結びつきは、300年後の道長にも引けを取リません。孫の首皇子(聖武天皇)の即位を見届けることこそできませんでしたが、その四人の子、武智麻呂・房前・宇合・麻呂は、氏族の代表で政権を構成する慣例を破って四兄弟による政権を樹立しました。奈良の都を舞台に藤原氏の地位を確立した不比等とその子どもたちの足跡をたどっていきたいと思います。

第3回 

9月14日(土)

万葉集のなかの藤原氏―鎌足から光明皇后までの歌をよむ―
講師:文学部国文学科 准教授 鈴木喬(すずき たかし)
 現存最古の歌集である『万葉集』には、藤原鎌足や藤原夫人(鎌足の娘・天武天皇の妻)や光明皇后(藤原不比等の娘・聖武天皇の妻)など、平安時代以前の藤原氏の歌が収載されています。一方で、大伴氏や橘氏など、平安以降没落していく氏族も多く歌を残しています。『万葉集』は、文学作品であるとともに、「過去」の時をとどめる遺産でもあリます。歴史書には見えない、歌の場での「姿」をみることができます。
 藤原道長や紫式部も「万葉集』をよんでいました。歌とともに、歴史に想いをはせたものと思われます。『万葉集』にみえる藤原氏を、みなさんと考えていきます。

■申込方法 
(A)「往復はがき」による申し込み 
 ①講座名「高の原カルチャーサロン」、②郵便番号、③住所、④氏名(ふりがな)、⑤年齢、⑥性別、⑦電話番号を記入の上、「奈良市北部会館市民文化ホール」へ郵送してください。
 ※はがき1枚に1人限り。1枚で全講座3回分の受付です。
 (B)「市民文化ホール備付用紙」と「返信はがき」による窓口申し込み

■申込先    奈良市北部会館 市民文化ホール(休館日:毎週月曜日(祝日を除く)・祝日の翌日)
 〒631-0805 奈良市右京1-1-4 (TEL:0742-71-5747)

■主 催    奈良大学
■共 催    社会福祉法人 奈良市社会福祉協議会
■企 画    奈良大学総合研究所

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