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心理学科のトピックス
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第5回地域臨床実践研究会を実施しました

10/24(金)に, 今年度の第5回地域臨床実践研究会を実施しました。この会は, 心理学科の学生や大学院臨床心理学コースの院生が中心となって運営していて, ボランティア活動の推進などを行っています(代表者:心理学科 礒部美也子教授)。他学科の学生・院生も参加可能となっています。

今回は, はじめに, 夏休みに実施した「ならぼー」の振り返りを行いました。参加者の感想を共有しながら, 次年度の「ならぼー」をはじめ, 今後の活動をよりよいものにするための意見交換が行われました。

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その後, 実際にボランティア活動に携わっている学生たちの活動報告会を行いました。計3名の学部生・大学院生が, それぞれ, 中学校の心理相談員, 子ども食堂, 子どもの第三の居場所事業について, 自身の体験を報告しました。利用者である子どもたちとのかかわり方や, 信頼関係を作り方, 支援者として抱く気持ちなど, 苦労や悩みを抱えることもありながら, 子どもたちの成長に立ち会える喜び, 大学の外でも新たな仲間ができ, 一緒に過ごすことで得られる充実感, 大学の講義だけでは学べないような現場の雰囲気等, 多くの学びや気づきが得られたことが報告されました。3名とも, 用意していた発表資料には書かれていない体験も含めて, 実際の様子がよく伝わるように, 具体的に話す様子が印象的でした。

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既にボランティア活動をしている人たちは自身の体験と重ねて考えることができたでしょうし, これから始めようかなと考えている人たちにとっても, 大いに参考になったことと思います。また, 発表者自身にとっても, 資料をまとめて説明することや, 周りからの質問を受けて考えることを通して, 自身の体験を振り返る時間になったように思います。

次回の研究会は11/28(金)を予定しています。 初めての方も大歓迎です。関心のある方は心理学科の林(hayashik@daibutsu.nara-u.ac.jp)までご連絡ください。

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