史学科のトピックス
TOPICS
学生紹介
NEW
2025.08.01
【学生紹介】奈良大学文学部史学科の学生 中村円香さんのメキシコ留学紀行(第4弾 最終版)を紹介します。
一年間メキシコに留学していた中村円香さんのラスト留学記事です。中村さんは
ご両親がお仕事の関係でメキシコ駐在中に生まれたので、記事にもあるようにメキシコが生まれ故郷です。その後日本で育ちましたが、やはり自分のルーツを訪ねてみたいと思ったのでしょう。独力で努力して出身県の推薦、外務省や滞在先のメキシコ政府の許可などを勝ち取って海を渡りました。紀行文はいずれもさりげなく楽しいこと、とくにおいしい食事のこと、友人のことなどを中心に書いていますが、
いろいろ苦労もあったことだと思います。みなさんもぜひ中村さんに続いて海外に雄飛するようトライしてみてください。本学でも海外を目指す学生が輩出し、これをサポートする体制が整っていくことを願っています。以下本人の記事です。
ついに私の留学も終わりに近づきました!
今現在既に出国の前日です。日本にいる友達には早く会いたいですが、帰りたくはないというジレンマを抱えて過ごしています。留学の最後にメキシコ生活で初の一人旅をしてきました。まぁ、一人旅と言っても昔の知り合いを尋ねて行く旅行だったのでほとんど1人の時間はありませんでしたが。
私が行ったのは私が生まれた街「シナロア州 クリアカン市」と「コアウイラ州 サルティーヨ市」です。シナロアは海沿いの州で、海鮮等がとても美味しいです。メキシコ全土でよく食べられるトルティーヤ生地も地域によって違いがありますが、シナロアのトルティーヤはシティのものに比べると薄く、柔らかく、モチモチとした食感でとうもろこしの香りが強いです。メキシコの海沿い特有の蒸し暑い気候(アスファルトの照り返しがあまりない分奈良よりは過ごしやすい)で少し夏バテ気味になりましたがどの料理も美味しかったのでほぼ全ての食事を食べ過ぎて帰ってきました。
サルティーヨは北の方で、アメリカとの国境のある州にあります。気温はシティより少し暑い、奈良で言うと、日差しの強い秋くらいの気温ですがシティと違ってクーラーがあるのと、ほぼ車移動なのであまり気になりません。
旅行するのに良さそうなのはクリアカンですが(海等風景や食べ物)、クリアカンは治安が安定しないのでおすすめできません。もし行くならまず外務省が発表している治安警戒レベルを見てから行くといいと思います。
と、これまでの私の紀行文を読んでいただいた方の中で、メキシコに興味を持って、旅行などに行ってみたいと思ってくださった方のために、メキシコに行った時に食べて欲しいものをまとめました。
Tacos タコス
なんと言ってもまずはタコス。
小麦のトルティーヤ生地もいいですがとうもろこし出できた生地のタコスを是非食べてみてください。
Pozole ポソレ
前回の紀行文でも紹介したスープです。地域によってはレストランにはないようですがメキシコシティなら割と出しているところが多いです。赤、緑、白があります。白がいちばん辛くないです!お好みで野菜を追加してみてください。
Birria ビリヤ
こちらもスープです。一見少しからそうな見た目の赤茶色のスープですが、ほぼ野菜なし、お肉とスープの味をダイレクトに感じられます。
Nopal ノパル
これは食用サボテンの事です。タコスのトッピングや野菜炒めのように提供されるところもあります。モロヘイヤやオクラなどネバネバ系のものが好きな方は是非。
Tamarindo タマリンド
ジュースやお菓子になっていることが多いです。チレ(辛子のようなもの)と一緒に食べられることも多い独特の味です。
Jamaica ハマイカ
ハイビスカスの事です。こちらもジュースになっていることが多いです。油っこい食べ物が多いので酸味の効いたハマイカとよく合います。
Olchata オルチャタ
こちらも飲み物です。牛乳と米の禁断の(?)組み合わせで日本人は忌避しがちですが、お店によって味が違うのでお気に入りのものがきっと見つかると思います。
以上、食べ物といいながら飲み物もありましたが、おススメのメキシコのご飯です。日本で提供されているお店が少ないので、もし知っているところがあれば是非教えてください。おそらくこれが掲載されている頃にはメキシコが恋しくなっていると思うので。。。
写真は上から
ノパルと肉を炒めたものととうもろこしのトルティーヤ
ビリヤ
ポソレ(緑)
タマリンドのお菓子
オルチャタ
ハマイカ