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地理学科のトピックス
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2023年度 奈良大学学校教員研修支援オープン講座を実施しました。

 本年度は、8月8日(火)、9日(水)に中学校の社会科・高等学校の地理歴史科の先生方を対象として、表記講座を開催しました。

 現在の高校二年生から使用されている高等学校学習指導要領では、時代の要望に合わせて、GIS(地理情報システム)の活用を重視した新しい必履修科目「地理総合」と選択科目「地理探究」が設置されました。本講座では、現行の地理教科書に沿った内容で多くのGIS活用実例が紹介され、参加者はパソコン実習に取り組みました。

 本講座は、草創期からGISの教育研究への活用に取り組んできた奈良大学地理学科の教員により、2部構成で行われました。なお、密にならないように配慮し、二日間同内容で実施しました。

 第1部の木村圭司教授による「地理院地図の使用方法について」では、大雨と地震の防災を例として、GISを用いて防災情報など各種情報を地図に重ね合わせて表示することや、3D(尾根や谷などの立体表示)を用いて見やすい地図を作成することを行いました。

 第2部の酒井高正教授による「主題図の作成方法について」では、インターネット上で地域統計のデータを地図化できるサービスのいくつかが紹介され、国別から、都道府県別、市区町村別、町丁目・字等や地域メッシュまで、様々なスケールの主題図を作成しました。

 本講座では、教員志望の地理学科学生2人が、参加者の一人一人に対して、操作方法の補助を頑張ってくれました。

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