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2025.08.08

7/27（日）にオープンキャンパスを実施しました！

　7月27日（日）に【高校生･受験予定者対象】オープンキャンパスを開催しました。
　当日は前回同様に快晴となり、夏休みのためかこれまで以上に日本各地から多くの高校生・保護者の皆さまにご参加いただきました。ありがとうございました。

　今回のオープンキャンパスは、ウインドオーケストラクラブ（吹奏楽）によるウエルカムコンサートと、天平衣装の学生によるお出迎え、体験講義や出版文化に関する展示・解説、瓦を使った拓本体験、保存科学分野の紹介、心理学実験体験、盾形銅鏡キーホルダー制作などの学科イベントを実施しました。また、同日企画として、地理・地図に関する最新情報が集まる「GISDay in 奈良2025」や、キッチンカー企画を開催しました。さらに各イベント様子を「奈良大学写真研究会」が撮影してくれました。

　全国から学生が集う奈良大学。「一人暮らしはどんなだろう？」「奈良ってどんなところだろう？」といったことにも、先輩や教職員が親身になってご説明します。気になっていることがあれば、ぜひオープンキャンパスに参加して、奈良大学の先生や学生とお話をしてみてください。
　次回8月24日(日)に開催。10時開始です！皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

8月24日(日)オープンキャンパスの詳細はこちら

【学科企画（学科相談・展示、体験講義）】

　各学科の展示・相談ブースでは、参加者からの質問に教員が丁寧に対応し、学科の学びの特長を紹介しました。また、学生スタッフが資料や実習器材について解説。"好きなことを深めている"学生が講義や実習での実体験も交えてご説明するとともに、講義以外の学生生活に関するご質問等にもお答えしました。
　体験講義は大学の講義を実体験できる、絶好のチャンスです。第一志望の学科だけでなく、複数の講義を受講する参加者も数多く見受けられました。

文学部　国文学科

【学科相談・展示】奪われた書物たち－〈発禁本〉の世界）／　和本の世界

【概要（奪われた書物たち－〈発禁本〉の世界）】
　「発禁本」とは、政府や軍、警察などの権力から発行を禁止された本のことです。この展示では、その貴重な実物を手に取っていただきながら、書物のたどった運命を感じてもらえればと思います。

【概要（和本の世界）】
　出版文化が花開いた江戸時代、さまざまな書物が印刷・出版され、広く社会に流通しました。本屋の店頭には草双紙・絵本・錦絵・双六・番付などが並べられ、江戸の人々はこぞって買い求めたといいます。今回の展示では、江戸時代の貴重な和本を数多く展示します。ぜひ手に取ってご覧ください。また、和本ブックカバー作成体験も実施しました。

【体験講義（午前）】気づかれにくい方言― 関西弁を例にして ―

【講師】渋谷勝己教授（日本語学）

【概要】多くの語や文法事象などは簡単に方言と判断できるのですが、方言のなかには、よく言われる関西の「直す」などを含む一部の語のほかに、会話のパターン、対人コミュニケーションの方法などにも地域差があり、その認識がないまま他地域の人と会話を行って、なんとなく違和感を覚えるということがあります。今回は「関西弁」を取り上げ、お話しいたします。

【体験講義（午後）】日本の神話って何？

【講師】鈴木喬准教授（上代文学）

【概要】「イザナキ・イザナミ」「ヤマタノヲロチ」...キャラクターの名前はわかるけれど、「神話」を読む機会は少ないと思います。私の体験講義では、日本の「神話」ってそもそも何からはじめ、「神」や「妖怪」って何か。奈良大学で何が学べるのかをご紹介します。

文学部　史学科

【学科相談・展示】実物の史料に接しよう！

【概要】古代の木簡や正倉院宝物図、中世の武将の手紙、江戸時代の古文書、中国の古地図、古代エジプトのパピルスなどなど、史学科で所蔵している実物の史料に接して、歴史の面白さと奥深さを「体感」しよう！

【体験講義】紫式部より600年前に ― 女性詩人プロバとエウドキア

【講師】足立広明教授（西洋古代史）

【概要】ホメロスやウェルギリウスの詩句を使って聖書物語を描いた古代末期の女性詩人プロバとエウドキアについて紹介し、古代の異なる文化伝統を架橋して後世に手渡す重要な役割を女性が担っていたことを示します。

文学部　地理学科

【学科相談・展示】「地理学の魅力」

【概要】地理学は非常に間口の広い学問と言われます。この地理学の具体的なイメージを持っていただくために､各種地理資料を提示いたします。具体的には､自然､環境､都市､農村､歴史､交通､観光､情報などの各領域の資料を展示します。

【体験講義】絵図・古地図で読み解く「まちなみ」

【講師】土平博教授（歴史地理学）

【概要】日本各地では古い「まちなみ」を保存する活動が行われています。古い建物が建つその土地に目をむけてみると・・・、これが地理学からみた関心事のひとつです。価値ある伝統的な「まちなみ」に関心を寄せてみませんか。

文学部　文化財学科

【学科相談・展示】科学の目で見る文化財／古代の瓦に触れてみよう

【概要　科学の目で見る文化財】
　文化財の調査は、自分の目で見ることが大切な基本です。しかし目で見えない部分が見えたら、分かったら、新しい文化財の価値を知ることができるかもしれません。
保存科学は、X線や赤外線を使った観察や分析、顕微鏡による拡大観察などを通じて、文化財の新たな魅力を探っています。そんな「保存科学」の一端を紹介します。
分析装置を設置している部屋の見学ツアーも予定しています。

【概要　古代の瓦に触れてみよう】
　仏教とともに伝来した瓦屋根。古代においては都や各地の役所、寺院でしかお目にかかれない最先端技術によるものでした。古代の遺跡を発掘すると焼き物の瓦はたくさん出土します。古代の瓦からどんなことが分かるのか紹介したいと思います。

【体験講義】忘れ去られていた緑色の絵具

【講師】魚島純一教授（保存科学・博物館学）

【概要】学生たちとともに夏休みなどに調査を続けている兵庫県新温泉町のお堂の天井板絵の調査の中で、これまで現代人がほとんど知られていなかった忘れ去られた緑色の絵具を発見した。

社会学部　心理学科

【学科相談・展示】　「探検しよう！心理学の世界」

【概要】心理学の実験や実習で使用する機器を展示しており、実際に心理学実験や心理テストを体験することができます。心理学科の教員や学生もおりますので、奈良大の心理学科がどんなところなのか、気軽に質問してください。

【体験講義】心理学入門～こころの"くせ"を考える～

【講師】林郷子教授（臨床心理学）

【概要】私たちは、ものごとをありのままに見たり感じたりしているわけではありません。こころの"くせ"（枠組み）の影響を受けながら世界を見ています。心理学の一端に触れながら、こころの"くせ"について考えてみましょう。

社会学部　総合社会学科

【学科相談・展示】「盾形銅鏡キーホルダーの制作体験とAIによるスマホ依存判定」

【概要】総合社会学科では、情報・通信の先端技術を駆使した授業も行っています。今回はその一端をお見せします。事前に3Dプリンタで出力したものから作成したシリコン型を使って、盾形銅鏡キーホルダー作りを体験できます。作成したキーホルダーは、記念品としてお持ち帰りください。

【体験講義】⾃分と違う⼈たちとどう向き合えばいいのか

【講師】片雪蘭講師（文化人類学、難民研究、南アジア地域研究）

【概要】世の中では紛争や戦争が起きていますが、決して無縁なことではありません。ついさっき歩いた道で難民とすれちがったかもしれないのです。自分と違った人たちと接する機会が多くなっていく今の時代、彼らとどう向き合えばいいのか。実際の難民の生活について文化人類学の観点からお話します。

【クラブ・サークル紹介／『教えてセンパイ！』コーナー】

　ウインドオーケストラクラブ（吹奏楽）が正面玄関でウエルカムコンサートを開催しました。また恒例イベントとなった「学生によるクラブ・サークル紹介」も実施。今回は、硬式野球部等が学内各所で練習して参加者に活動の様子を見学していただき、考古学研究会、城郭研究会、方言サークル、みんぞく研究会が教室において参加者への説明を行いました。活動内容が学科での学びに関連したクラブ・サークルが多いことも本学の特徴の一つで、今回は国文学・考古学・文化人類学関連のサークルが参加してくれました。このように、正規授業だけでなく課外活動でも関心のある分野を探究してる学生が多数在籍しています。
　また、クラブ以外の普段の生活など色々なことを楽しくお話ししてもらう「『教えてセンパイ！』コーナー」も、学生自治会執行委員会の学生により実施しました。