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ドイツでワーキング・ホリデー中の卒業生(中嶋のどかさん、荒木かなうさん)を訪ねてきました

文学部史学科の横山香教授(専門分野:ドイツ地域文化研究)が、ドイツでワーキング・ホリデー中の卒業生(中嶋のどかさん、荒木かなうさん)を訪ねました。
ワーキング・ホリデーとは、二国・地域間の取り決めにより、青少年が海外に一定期間滞在できる制度です。休暇や付随的な就労活動を通じて、それぞれの国・地域での文化や生活様式を理解し、相互理解を深めることを趣旨としています。(外務省「ワーキング・ホリデー制度」https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/working_h.html)
今年の3月から、本学のふたりの卒業生が、このワーキング・ホリデー制度を活用してドイツに滞在しています。

オーバーハウゼンの街並み
猛暑で渇水するライン川

中嶋のどかさん(2016年入学)は、文化財学科で保存科学を学びました。
将来、絵画の修復に携わりたいという夢があり、在学中にはヒルデスハイム応用科学・芸術大学を訪問したり、DAAD(ドイツ学術交流会)の奨学金を獲得してアーヘン工科大学で1か月の語学留学も体験しています。
ちょうど卒業時にコロナ禍になり、すぐにドイツに行くことはできませんでしたが、夢を叶える第一歩として、ワーキング・ホリデー制度を利用して現地でドイツ語を学ぶ決心をし、今年の3月に渡独しました。
住まいのあるオーバーハウゼンの隣町エッセンの語学学校に通いながら、日本食レストランでアルバイトをしています。
時間に余裕があるときには、趣味のサッカー観戦にも出かけているようです。

荒木かなうさんは、今年の3月に史学科を卒業し、卒業論文では日独の労働移民政策の歴史や現状についてまとめました。
現在はデュッセルドルフで語学学校に通い、日本食レストランでアルバイトをしています。
荒木さんは在学中、ドイツおよびイタリアの海外研修にも参加しています。
文部科学省の海外留学奨学金制度「トビタテ!留学JAPAN」にも応募し、一次審査は突破したものの残念ながら最終選考で涙を飲み、ワーキング・ホリデー制度を利用することに決めました。 

アーヘン大聖堂
デュッセルドルフの図書館

ふたりともワーキング・ホリデー終了後も当分ドイツに滞在したいということで、語学留学ビザや就労・職業訓練ビザへの切り替えなどの可能性も探っているようです。
どちらもドイツ生活に慣れてきた様子ですが、住まいもアルバイトも周囲に日本人がいる環境なので、日本語や和食が恋しくなることはないけれど、日常的なドイツ語を学ぶ環境としてはややマイナスの面もありそうです。
またこの円安と物価高が、日々の生活を厳しくしています。日本から持ってきた円は、現地では正味半分の価値になってしまっています。
ワーキング・ホリデーで許可されている範囲の就労では、生活に余裕が出るわけではありません。
コンビニがない、列車の遅延は当たり前など、日本に比べれば不便なことも多いドイツですが、ふたりが半年ですっかりドイツの街に馴染んでいる様子を見て、頼もしく思いました。

このように大学で外国語を学んだ体験を通じて、夢をかなえるべく海外に飛び立った卒業生の存在は、在学生にとっても励みになるのではないでしょうか。

・ワーキング・ホリデー制度の詳細については、外国語教員にお尋ねください。
・「トビタテ!留学JAPAN」に興味のある方は、学生支援センター(学生担当)窓口か、横山教授(ドイツ語)までお尋ねください。

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