Exhibition展覧会

ミニ展示

会津八一のまなざし-奈良大学所蔵品から-

開催期間 2022年7月20日(水)~8月19日(金) 

途中、大学の夏季休暇は休館、詳細は開館カレンダーをご覧ください。

 このたび奈良大学博物館では夏季のミニ展示として「會津八一のまなざし―奈良大学所蔵品から―」を開催します。
 これは、当館および奈良大学図書館所蔵の會津八一関係資料を中心とした展示するものです。 會津八一は新潟県出身で、早稲田大学教授 として東洋美術史を教えました。同時に、奈良に魅せられ、多くの歌を詠い上げたことで知られています。さらにそれらの歌を独特な 味わいのある書としても表現しました。奈良のいくつかの寺院には、八一の歌碑がいまも佇んでいて、訪れる人を静かに見守っています。
 当館所蔵の「東大寺大佛讃歌」は、昭和18 年(1943)に八一が東大寺盧舎那仏に献詠した歌十首を、当時の東大寺華厳宗の管長・清水公俊師 へ揮毫し贈った作品です。また図書館所蔵の會津八一書簡には、東大寺別当も務めた上司海雲師に宛てた資料が含まれ、献詠の経緯が伺えます。 同師宛書簡からは、八一の芸術的な感性やその当時の時代背景が垣間見え、彼の筆跡を知ることもできる貴重な資料です。
 昨今の不安定な情勢の中で、奈良は観光地としてのにぎわいを取り戻しつつあります。明治41 年(1908)に八一がはじめて奈良を訪れた当時、 来訪者はまばらだったといいます。それから100 年以上の歳月が流れたいまも、奈良には八一の琴線にふれたであろう光景が遺されています。
 今回の展示を通じて、ご来館の皆様が、かつての旅人や會津八一の目に映ったものに思いを馳せていだだければ幸いです。

東大寺大仏賛歌

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