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2026.02.27
2026年2月22日(日)臨床心理センター公開講座「自閉症児の共同注意とことばの獲得 ~40年間の発達支援から見えてきたもの~」を開催しました
2月22日(日)、臨床心理センター主催の公開講座を開催しました。
今回は、本学社会学部心理学科教授の金澤忠博先生(大阪大学名誉教授、臨床発達心理士)に講師をお願いし、「自閉症児の共同注意とことばの獲得 ~40年間の発達支援から見えてきたもの~」というテーマでご講演いただきました。
当日は、学校・福祉施設・療育機関等の専門機関の方々や保護者、卒業生、修了生、学部生、大学院生など、関心をもってくださった多くの方々にご参加いただきました。
講演では、まず自閉症の特性をいくつかお話しいただきました。特に自閉症における共同注意や指さしの難しさ、二項関係から三項関係への発達、および指さし行動の重要さについて丁寧に話がありました。
金澤先生は、研究だけでなく発達臨床においても長きにわたり実践されていて、特に自閉症の得意なところを活かした療育として、PECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)を実施されてこられました。その訓練は、自閉症児に自発的なコミュニケーションを促すためのものですが、PECSの効果はそれだけでなく、共同注意などのコミュニケーションの基礎となる三項関係の成立、ひいては言葉の獲得にも効果があることを強調されていました。指導されてきた事例で使われた教材や子どもの作品の供覧もあり、子どもの様子や習得の過程が具体的にイメージできました。
今回の公開講座では、自閉スペクトラム症の療育を行う際の具体的支援について考える機会となりました。
本センターではこころの問題に関する公開講座を年に1~2回開催しております。ご関心いただけましたら、ぜひご参加ください。
