文学部文化財学科
学科ニュース
- 2021/03/26
- 千田嘉博教授のコメントが3月26日付朝日新聞、中日新聞に掲載されました。
- 2021/03/18
- 魚島純一教授のインタビュー記事が3月18日付産経新聞に掲載されました。
- 2021/03/09
- 関根俊一教授と大学院生が四天王像のさとがえりをお手伝いしました。
- 2021/03/08
- 千田嘉博教授のインタビュー記事が3月7日付産経新聞に掲載されました。
- 2021/02/20
- 植野先生・小山田先生 最終講義
学科概要
ホンモノに触れて学び、守り、生かし、後世へ伝える
世界遺産や国宝の宝庫、奈良でこそ学べる文化財学。
全国最多の学芸員・文化財専門職員を輩出してきた実績。
あなたを文化財のスペシャリストに育てます。
授業ピックアップ

考古学実習
考古学では、遺跡の発掘調査を行い、出土した遺物を整理することが基本です。文化財学科では、発掘に必要な基礎的な技術を身につけるだけでなく、実際に縄文の遺跡や古墳を発掘し、出土した土器や埴輪を自らの手で扱う実践的な実習を行っています。

美術史実習
優れた美術工芸品を見るために、奈良だけでなく、広く近畿全体の博物館や美術館、社寺などへ見学に行きます。より多くの作品に触れ、観る目を養うとともに、美に対する感性を磨きます。またホンモノの仏像や絵画、工芸品を用いて、取扱方法や調査方法を学びます。

保存科学実習
ホンモノの文化財を教材として、出土木製・金属製遺物の保存処理や分析装置等を使った調査の基礎を学ぶとともに、紙製文化財の修理・修復をおこなう伝統的技術である「装こう」についても、補修や裏打ちなどの基本的な工程を実際に学ぶことができます。

美術史演習
ホンモノの仏像です。大和郡山市の額安寺に伝来した四天王像を平成17年に本学が譲り受け、解体修理と台座の補作を行いました。仏像を解体修理中に「行基大菩薩御索」の文字を発見。早速、ゼミ生たちと写真撮影をしました。

史料学演習
古代以来長く政治・文化の中心は関西にありました。奈良大学の立地はまさしく関西のおへそですから、史料で学ぶ歴史の舞台に簡単に飛び出すことができます。これは史料学ゼミの学外授業で巡見した京都の下鴨神社です。

史料学講読
史料学講読では、ピックアップした文字資料を読み解きます。書物に記された文字、出土品や伝製品に記されたり刻み込まれた文字、さまざまな文字の向こうに、人々の営みを考えます。

保存科学概論
保存科学の歴史から、今現場で行われている最先端の調査まで、保存科学のすべてを学びます。将来自分自身の研究で使うことになる奈良大学が保有する分析機器の説明や見学なども行います。3、4年生になると実際にこうした機器も使います。

保存科学演習
お菓子を食べるゼミ? いえいえ、保存科学の現場で使われているトレハロースの入っているお菓子がこんなにあるんだよ、とゼミ生に見せているところ。保存科学研究へのモチベーションがあがりますね(いただきま~す)。