11月21日(土)・22日(日)、「奈良大学創立40周年記念 全国高校生歴史フォーラム2009」の研究発表会・現地調査(見学会)を開催しました。

それぞれの発表について、審査にあたった本学教授らが講評を行い、
今後さらに研究を深めてもらうための新たな問題点や視点、方法などを細かく
アドバイスしました。
【佳作研究の発表】
【発表1】 女堀の謎を探る
「女堀の謎を探る 〜未完成の理由とその背景〜」をテーマに、群馬県立前橋高等学校の地歴部・小坂啓寿君が、地元にある、12世紀初期から中期にかけて造られた用水遺構「女堀」について調査・研究した結果を発表。
【発表2】 「こどもの国」の真実
「『こどもの国』の真実」をテーマに、神奈川県・桐蔭学園高等学校の理数科課題研究「戦争遺跡研究班」の皆さんが、現在「こどもの国」という名の遊園地になっている神奈川県横浜市青葉区の戦争遺跡「田奈弾薬庫跡」について発表。
【発表3】 明治期愛媛県におけるキリスト教布教
「明治期愛媛県におけるキリスト教布教 ―プロテスタント組合派松山ステーションの活動を中心に―」をテーマに、愛媛県・愛光高等学校のEvangelionの皆さんが、昨年の歴史フォーラムで受賞した同校の先輩たちによる「ロシア人墓地の研究」からヒントを得て、明治の松山でのキリスト教布教のあり方について調べたことを発表。
【優秀研究の発表】
【発表4】 七夕まつりを追って!
「七夕まつりを追って! ―七夕行事の移り変わり―」をテーマに、千葉県立長生高等学校の社会科研究部のメンバーが、千葉県茂原市を中心とした山武郡・長生郡・夷隅郡地域の江戸時代における七夕飾り再現に取り組むとともに、江戸時代と近現代の七夕行事を比較検討・研究したことを発表した。
【発表5】 初富を中心とする東京窮民救済開墾事業と死亡者数
「初富を中心とする東京窮民救済開墾事業と死亡者数 ―死亡者数と死亡原因に関する研究―」について、千葉県立千葉商業高等学校の丑ヶ谷いずみさんが、明治維新期の開墾地・初富について、当時の生活の様子、さらに死亡原因とその背景について、数少ない資料と史跡を丁寧に調べ、結果を発表した。
【発表6】 海ゴミ問題解決にむけての取り組み
「海ゴミ問題解決にむけての取り組み 〜回収活動から啓発活動へ〜」をテーマに、岡山県・山陽女子高等学校の地歴部のメンバーが、「海ゴミ問題は人類が解決すべき問題であり、将来必ず解決できる問題であると」の思いから取り組んできた研究内容について発表。
【発表7】 幕末土佐の私年号
「幕末土佐の私年号 ―『天晴』を検証する!―」をテーマに、高知県立高知東高等学校の片岡靖裕さんが、江戸時代最後の1年から翌・明治へと2つの時代にまたがって高知県だけで使われたとされる謎の年号「天晴」について、現地調査した結果を発表。
【発表8】 じいちゃんたちの「拓魂」
「じいちゃんたちの『拓魂』〜鹿児島県錦江町田代『盤山地区』の研究〜」をテーマに、鹿児島県立志布志高等学校の福迫愛梨さんが、お茶の産地としても有名な鹿児島県の盤山の歴史について、聞き取り調査を中心に研究し、まとめたことを発表。
高校生たちと奈良町・東大寺を中心に秋の奈良を散策しながら、歴史や文化財について語り合いました。
奈良町では、土平准教授の説明に耳を傾け、奈良町独特の町屋跡や元興寺などを見学。東大寺では、西山教授から南大門や大仏殿および大仏についての説明を受け、その後特別に登壇させていただきました。
大仏を間近に見学することができて、参加者全員、大変感激した様子でした。
