博物館ブログ

更新日:2021年12月23日(木)

2021年をふりかえって

本年も当館へご来館いただき誠にありがとうございました。

あっという間に年末となってしまいました。

 

この1年も新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、気軽に外出ができない時もありました。

その最中で、当館は3つの展覧会を無事開催することができました。

ご来館の皆様につきましては、感染対策にご協力いただきましてありがとうございました。

 

特に「東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展ー大和古寺の国宝・重要文化財ー」では、当館入館者数の最高記録を更新しました。

皆さまに、拓本のおもしろさなどがお伝えできたと思います。

本展に開催に伴い、所蔵する拓本を貸出していただきました東大寺長老 筒井寛昭師に、改めて厚く御礼申し上げます。

 

さて次回の開館は2022年1月6日(木)です。

 

「鹿鳴呦呦ー太田昭夫彫刻展ー」も会期が残すところ、あとわずかになりました。

しかしながら来館者が少なく、学芸員一同、非常に寂しい思いをしております。

まだご覧いただいていない方は、ぜひご来館ください。

 

それでは皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください!

更新日:2021年12月23日(木)

年内最終開館日

本日は当館の年内最終開館日です。

 

まだ展示を見ていない方は、どうぞこの機会にご来館いただけたらと思います。

更新日:2021年12月21日(火)

年末年始の休館のお知らせ

いよいよ本格的に寒くなってきました。

早いもので今年も残すところ、あとわずかです。

 

さて年末年始の休館のお知らせです。

 

当館は12月24日(金)~2022年1月5日(水)まで冬期休業のため休館いたします。

 

2021年の開館は12月23日(木)までとなり、新年最初の開館日は2022年1月6日(木)となります。

 

ご来館を予定されている皆さまは、お間違えの無いようお願い申し上げます。

更新日:2021年11月05日(金)

館蔵品展開催のお知らせ

10月30日(土)より令和3年度館蔵品展「鹿鳴呦呦ー太田昭夫彫刻展ー」が始まりました!

 

本展では当館が所蔵する彫刻家太田昭夫の作品を紹介いたします。

 

 

太田昭夫「高清」第13回日展入選(1981)

 

 太田昭夫は昭和5年(1930)に大阪市南区南阪町(現、中央区南阪町)で生まれました。父は日本画家、祖父は漢学者という学者の家系でした。 15歳の時に大阪大空襲に遭い、一家は家財を失い奈良へ転居しました。翌年、奈良県が伝統工芸作家の養成を目指した工芸伝習生制度の第1回生として木彫科に入学。 19歳で卒業後、木彫作家として、とくに鹿をテーマとした作品の制作を発表し、昭和28年(1953)には、木彫「鹿」で第9回日展初入選を果たし、 以後、連続28回もの受賞を重ね高い評価を得ました。作品は楠の一材からのみ痕を残して彫出、彩色を施さずに仕上げるのが特徴です。 また、16歳の時、富岡鉄斎の作品を見て感激し、鉄斎美術館に通ってその画風を学んだというほど、絵画作品も多く残しています。

展示室風景

 昭和63年(1988)に生涯を閉じるまで、日々、スケッチのために春日野へ足を運び、とくに晩秋の闘う雄鹿の姿を好んだといいます。 こうして一刀一刀に祈りを込めて彫り出された多くの鹿の造形は、まさに「春日神鹿」を彷彿させるもので、それこそが太田彫刻の紛れもない個性といえるでしょう。 御令弟太田佳男氏から寄贈を受けた作品を一堂に展示するのは、11年ぶりのことですが、この機会に太田作品の魅力を十分に堪能していただきたいと思います。

 

本展では写真撮影が可能です。作品や周囲の人に気を付けてください。

 

【鹿鳴呦呦―太田昭夫彫刻展ー】

会期:2021年10月30日(土)~2022年1月13日(水)

休館日:日曜日・祝日、11月1日(月)~11月4日(木)・12月24日(金)~2022年1月5日(水)

開館時間:9時~16時30分(土曜日は12時まで

 

更新日:2021年09月09日(木)

企画展「東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展」は終了しました

企画展「東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展―大和古寺の国宝・重要文化財―」は閉幕しました。

 

会期途中に緊急事態宣言が発令されましたが、当館入館者数最多の3395人もの方にご覧いただくことができました。

そしてご来館いただいた皆様には、新型コロナウイルス感染拡大・防止にご協力いただき、誠にありがとうございました。

 

本企画展の開催につきまして、ご所蔵者の筒井寛昭長老をはじめ、多くの関係者の方々にご協力を賜りました。

この場を借りまして、厚く御礼申し上げます。

 

引き続き、奈良大学WEB令和館講座では、関根俊一 (当館館長・本学文化財学科教授)が本企画展の拓本を解説しています。ぜひご視聴ください。

 

講座に関するお問い合わせは、以下へご連絡ください。

奈良大学総合研究所(TEL 0742-41-9508)
平日9:00~16:30

奈良大学WEB令和館講座

https://www.nara-u.ac.jp/research/area/lec_public/

 

そして本企画展ではアンケート数が367件もありました。

皆様のご要望やメッセージは企画展担当者、学芸員がすべて読みました。

ご回答いただいた皆様に、厚くお礼申し上げます。

これからもアンケートにご協力をお願いいたします。

 

次回の展覧会は10月下旬を予定しています。

現在準備を進めています。

どうぞ楽しみにお待ちください。

 

更新日:2021年08月03日(火)

図録の郵送について

企画展「東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展―大和古寺の国宝・重要文化財―」の図録をご紹介いたします。

 

本企画展では図録を発行しており、展示室で配布しています。

小冊子ほどですが、展示作品を多数掲載しております。

また展示している拓本をまとまって見られる資料として、大変貴重なものと言えるでしょう。

ご来館の際は、本企画展の記念としてぜひお持ち帰りください!

 

しかしながら、図録の郵送は対応しておりません。

遠方の方には、大変申し訳なく思っております。

ご来館が難しく本企画展の拓本を見たい方は、『月刊大和路ならら』という雑誌をご覧ください。

『ならら』5月号、6月号に本企画展を特集しています。

本企画展に展示している拓本がたくさん掲載され、解説も詳しく書かれています。

ご来館が難しい方は、『ならら』をご購入ください!

 

『ならら』のご購入方法につきましては、下記へお問い合わせください。

 

月刊大和路ならら ホームページ https://www.narara.co.jp/

■電話番号:0742-81-9734

■FAX番号:0742-81-9744

■受付時間:平日10:00〜17:00

■定休日:土・日・祝

更新日:2021年07月27日(火)

後期展示が始まりました!

企画展「東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展―大和古寺の国宝・重要文化財―」は、7月24日(土)より後期展示が始まりました!

 

後期展示では、以下の拓本を展示しています。

 

18-1 頭塔如来及両脇侍二侍者像(西・中央)

18-2 頭塔重層楼閣七尊像(南・中央)

18-3 頭塔如来及両脇侍二侍者像(東・中央)

19 唐招提寺扁額 

20 地獄谷石窟仏本尊像

22 南明寺釈迦如来坐像光背 

23-1 円成寺大日如来坐像光背表面 

23-2 円成寺大日如来坐像光背裏面

24 安養寺旧蔵阿弥陀如来及脇侍坐像光背

25 杜本神社狛犬

奈良市・史跡 頭塔

 

後期展示では、頭塔の石仏の拓本を展示しています。

頭塔の石仏は長年、風雨に曝されて見えにくくなっているものも少なくありません。

しかし拓本で見ると、奈良時代に制作された仏様の姿が見事に見てとれます。

展示室で、ぜひそのお姿をご覧ください!

 

奈良市・円成寺

 

柳生街道随一の名刹として知られる奈良市・円成寺には、鎌倉時代に制作された運慶20代頃の傑作として名高い「大日如来坐像」があります。

後期展示では、「大日如来坐像」の光背の拓本を展示しています。

華美な装飾はなくシンプルな光背ですが、現代に生きる私たちは、蓮の花の文様が洗練されたデザインに見えるかもしれません。

光背を見る機会はかなり少ないので、この機会にぜひご来館ください!

 

この他にもすばらしい拓本の数々を展示しています!

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

 

「東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展―大和古寺の国宝・重要文化財―」

【期間】6月26日(土)~8月31日(火)

   〈前期〉6月26日(土)~7月21日(水)

   〈後期〉7月24日(土)~8月31日(火)

    期間中、一部の拓本は展示替えを行います。

【休館日】日曜日・祝日および8月13日(金)~8月18日(水)

【開館時間】平日:9時~16時30分、土曜日:9時~12時

【入館料】無料

【お問い合わせ】0742-44-1251

※開館日については『開館カレンダー』をご確認ください。

※本企画展の展示作品の写真撮影はご遠慮ください。

 

※ご入館に際し、事前予約は必要ありません。学外者(本学学生・教職員以外)の方は、本学正面にて検温と入構届の記入をお願い致します。

更新日:2021年07月12日(月)

前期展示は7月21日(水)までです!

 

現在開催中の企画展「東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展―大和古寺の国宝・重要文化財―」の前期展示終了まであと2週間ほどになりました。

 

前期のみ展示の作品は、以下の5作品です。

 

14-2 東大寺盧舎那仏台座蓮弁千葉釈迦佛

15  東大寺鐘楼梵鐘撞座

16  法隆寺鳳凰文浮彫光背

17  聖林寺十一面観音菩薩立像光背

21  興福寺板彫十二神将像

 

特に、「21 興福寺板彫十二神将像」は12幅すべて展示される機会が少なく、本企画展は貴重な機会です。

木目なども拓本では綺麗に見ることができます。

ぜひ、この機会に多くの方にご覧いただきたいです。

 

前期展示を見に行けない方も、ご安心ください。

後期展示には、非常に繊細優美な光背の拓本の数々をご覧いただけます。

前期展示をご覧になった方は、後期展示もぜひご覧ください!

 

皆様のご来館をお待ちしております!

 

 

「東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展―大和古寺の国宝・重要文化財―」

【期間】6月26日(土)~8月31日(火)

   〈前期〉6月26日(土)~7月21日(水)

   〈後期〉7月24日(土)~8月31日(火)

    期間中、一部の拓本は展示替えを行います。

【休館日】日曜日・祝日および8月13日(金)~8月18日(水)

【開館時間】平日:9時~16時30分、土曜日:9時~12時

【入館料】無料

【お問い合わせ】0742-44-1251

※開館日については『開館カレンダー』をご確認ください。

※本企画展の展示作品の写真撮影はご遠慮ください。

 

※ご入館に際し、事前予約は必要ありません。学外者(本学学生・教職員以外)の方は、本学正面にて検温と入構届の記入をお願い致します。

更新日:2021年06月26日(土)

企画展「東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展」の報道公開がありました

本日より企画展「東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展―大和古寺の国宝・重要文化財―」が始まりました。

開催するにあたり、昨日6月25日に企画展の報道公開を行いました。

東大寺龍松院 筒井寛昭 長老(右)と本学文化財学科 岡田 健 教授(左)

 

 

会場には所蔵者の筒井寛昭 東大寺長老がご来館されました。

そして報道関係者様も多くご来館いただき、興味深く展示をご覧いただきました。

 

※本企画展の展示作品の写真撮影はご遠慮ください。

【期間】6月26日(土)~8月31日(火)

   〈前期〉6月26日(土)~7月21日(水)

   〈後期〉7月24日(土)~8月31日(火)

    期間中、一部の拓本は展示替えを行います。

【休館日】日曜日・祝日および8月13日(金)~8月18日(水)

【開館時間】平日:9時~16時30分、土曜日:9時~12時

【入館料】無料

【お問い合わせ】0742-44-1251

※開館日については『開館カレンダー』をご確認ください。

※ご入館に際し、事前予約は必要ありません。学外者(本学学生・教職員以外)の方は、本学正面にて検温と入構届の記入をお願い致します。

更新日:2021年05月29日(土)

企画展「なつかしいモノたち」は終了しました

本日、企画展「なつかしいモノたち」は最終日を迎え、閉幕しました。

 

昨年のように臨時休館をすることなく、ご好評につき開催期間を延長することができ、多くの方にご覧いただくことができました。

またご来館いただいた皆様には、新型コロナウイルス感染拡大・防止にご協力いただきました。

誠にありがとうございました。

 

 

そして本企画展ではアンケート数が257件もありました。

皆様のご要望やメッセージは企画展担当者、学芸員がすべて読みました。

ご回答いただいた皆様に、厚くお礼申し上げます。

これからもアンケートにご協力をお願いいたします。

 

さて、次回の企画展は「東大寺龍松院 筒井家所蔵拓本展―大和古寺の国宝・重要文化財―」です。

 

東大寺龍松院・筒井家が所蔵する拓本のコレクションをご覧いただきます。

コレクションには、今では採拓ができない国宝や重要文化財の拓本が含まれています。

これまで一部の研究者などに知られていた筒井家の拓本のコレクションでしたが、公開された機会はほとんどありませんでした。

ぜひこの貴重な機会に多くの皆様にご覧いただきたいと思います。

 

現在、企画展開催にむけて準備を進めています。

どうぞ楽しみにお待ちください。

1 2 3

前のページへ戻る
奈良大学
〒631-8502 奈良市山陵町1500  TEL. 0742-44-1251 / FAX. 0742-41-0650
ページの先頭へ戻る