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2021/10/18
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鈴木喬准教授が2021年度萬葉学会奨励賞を受賞。
鈴木喬准教授が2021年度(第14回)萬葉学会奨励賞を受賞しました。研究論文「『古事記』における文字運用 ―「賣」字における表語性をめぐって―」(『古事記年報』62号、2020年3月)の業績が評価されたものです。
萬葉学会は、「萬葉集とそれに関連する各分野の研究を目的とした学会」(萬葉学会ホームページより)で、若手研究者(原則として45歳未満)の優れた業績に対し萬葉学会奨励賞を授与しています。同賞は前年1月から12月までの上代の文学・語学に関する業績(研究論文)から選考されます。
(受賞論文の概要)
『古事記』における「メ」の音をあらわす「賣」字(いわゆる万葉仮名)が、その運用において「ヒメ(媛)」や女性の固有名詞に限定的に用いられ、女性を示すマーカーにもなっていることを示したもの。限定的な文字の運用が表語性を帯びることを示した。
(鈴木准教授からのコメント)
「よもやよもや」の一言です。過分な評価をいただき嬉しく思うと同時に、これまでの学恩に感謝しております。進めば進むほど、そびえる山(先行する研究)の高さ、大きさを実感しておりますが、歩みは遅くとも、足取り確かに一歩一歩精進して参ります。
これからも奈良大学の学生とともに奈良時代の文学(古事記、万葉集)を学ぶことの面白さを体感できたらと思っています。