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2018/05/11
ニュース
上野誠教授が第12回「立命館白川静記念東洋文字文化賞」優秀賞を受賞!
上野誠教授が、第12回「立命館白川静記念東洋文字文化賞」優秀賞を受賞されました。同賞は、「故・白川静立命館大学名誉教授の功績を顕彰するとともに、東洋文字文化などの分野における有為な人材を奨励支援するために、功績のある個人または団体の業績を表彰する」ものです。優秀賞には、大阪大学 大学院文学研究科 松井太教授と上野教授の2名が選ばれました。
上野教授の受賞は、著書『万葉集から古代を読みとく』(筑摩書房)などの業績によるものです。漢字で書記された和歌集であり東アジアの漢字文化の結晶体でもある『万葉集』の研究において、上野教授の研究は文化論の域に踏み出したものといえます。
上野教授は「わが敬慕の人である白川静博士の記念賞を受賞できたことを、うれしく思っております。漢字文化研究に革新的業績を残された白川博士が、まず研究を志されたのが、『万葉集』研究であったこと。また、生活と宗教を起点とした博士の漢字研究が、折口信夫の古代研究に触発されていることを思うと感慨無量です。折口信夫の古代研究を範として、万葉文化論を志す者として、思いを新たに精進していきたいと存じます。」と述べています。