７月24日に、国文学科の特別講義を開催しました。

今回は、『伊勢物語』研究において日本屈指の研究者である山本登朗先生（関西大学教授）をお招きし、「和歌と虚構と笑い―伊勢物語の世界―」と題する講義を行っていただきました。

 

当日は、国文学科の学生たちだけでなく、院生や他学科の学生、外部の方もいらしており、盛況なものとなりました。

 

講義内容は、『伊勢物語』のいくつかの章段を追いながら、作品世界がどのように創作されていったのかという問題に迫るものでした。高校までの教科書では学ぶことの出来ない、作品成立の過程・状況について、分かりやすく説明していただきました。演題に「笑い」とあるように、講義の中でも笑いが起こる場面もあり、学生たちは楽しみながら聴講していました。古典が苦手な学生にとっても、興味を抱くことが出来る内容でした。