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2018/08/09

ニュース

寺崎保広研究室(日本古代史)NEWS(アーカイブ)の第三十五弾「竹田城に行ってきました」を紹介します。

竹田城に行ってきました
 
 春休みに、「天空の城」とも「日本のマチュピチュ」とも呼ばれる竹田城を初めて訪ねた。兵庫県朝来市和田山町にある戦国時代の山城で、創建者は応仁の乱で有名な山名宗全。15世紀から16世紀終わりまで太田垣氏の居城であった。
 
 360度の展望がきく天守台からの見晴らしが素晴らしく、好天に恵まれたために絶好の景色を堪能できた。普通は、曇り空で雲海の中に城跡が浮かぶ光景が有名だが…。
 
 石垣がよく残り、真下に城下町と円山川が一望でき、周辺の地形が地図を見るようによく分かる。人気スポットのため人出も多く賑わっていたが、それも納得できる。車は途中の駐車場までで、あとは市営バスで中腹まで。この方式も一つの工夫であろう。
 
 そういえば、高倉健最後の主演映画「あなたへ」で、奥さん役の田中裕子がここで歌をうたっていたなあ…。
 
 私は、お城オタクではないので詳しくはないが、奈良の高取城・静岡の山中城とともに印象深い山城の一つである。
 
(「研究室NEWS」2017年5月)

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