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文化財学科からのお知らせ

2022/03/09

ニュース

本学と斎宮歴史博物館の連携公開講座『飛鳥の王宮・王都と伊勢斎宮』に相原嘉之准教授が登壇しました。

 
 
 
 
 
 
 奈良大学と斎宮歴史博物館(三重県多気郡明和町)の連携公開講座『飛鳥の王宮・王都と伊勢斎宮』が3月5日(土)に本学C302教室で開催され、文化財学科・相原嘉之准教授の講演(上段の写真)などがオンライン形式で同時配信されました。事前予約した約120人の聴講者が、郵送された資料やオンライン画面を見ながら斎宮の歴史に思いを馳せました。
 
 斎宮とは、天皇に代わって伊勢神宮の祭祀に奉仕した「斎王」に関わる宮殿と役所のことです。今回の講座は、古代国家としての整備が進みつつあった天武天皇時代の宮殿と、同時代の斎宮跡の調査結果などをもとに、飛鳥時代の斎宮を考えようというものです。
 
 斎宮歴史博物館・川部浩司主査による「飛鳥時代斎宮中枢域の空間構造」、奈良県立橿原考古学研究所・鈴木一議主任研究員による「飛鳥時代の宮殿構造からみた斎宮」、そして相原嘉之准教授による「律令国家形成期の初期斎宮」の各講演の後、3人によるパネルディスカッションが行われました(下段の写真)。
 ディスカッションでは、相原准教授が「斎宮跡では古代伊勢道の南が公的エリア、北側に私的エリアがあったのではないか」「竹神社の旧社地には斎宮の重要な遺構があるのでは?」と、新たな問題を提起しましたので、今後の調査の重要な指針となる可能性があります。
 

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