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2017/01/30
イベント
今年も春休みを使って実地に学びます!
保存科学ゼミでは、昨年春休みに、徳島県立博物館からの依頼を受けて、博物館展示室の環境維持のための作業をボランティアでおこないました。
近ごろは、博物館などでは展示・収蔵環境のうち、特に害虫などによる被害から文化財をまもる際に、薬剤などをできるだけ使用せずに、日常的な清掃・点検などをこまめにおこない、予防的保存を考えるようになってきています。このように薬剤のみに頼らないで生物被害を防ごうとする考え方を「IPM」と呼んでいます。
このような考え方は、もちろん授業でも教わりますが、どのようなことをするのかというのは実際に現場で作業してみるのが一番わかりやすいです。
「現地現物主義」を唱える奈良大学文化財学科では、学生さんを率いて、博物館の現場にうかがい、作業をお手伝いすることを通して、本来は博物館学芸員にならなければ経験できないようなことを体験してもらうような機会をつくっています。
今年も、春休みに合わせて依頼を受けて、8名の学生さんたちと徳島県立博物館にうかがうことになりました。
さて、学生たちはどんなことを学び取ってくれるでしょうか。
写真は、昨年の作業時のようすです。