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表情からみるさまざまな考察

仏像にも年齢が表現されているとしたら。
全216体の仏像の平均年齢と最年少・最年長と判定された仏像を紹介する。

叡尊坐像
最年長仏像
83.5歳
叡尊坐像
寺社名
西大寺
時代
鎌倉時代
作者
善春
仏像種
僧形

叡尊坐像Eisonzazoiu

岐阜大仏
最年少仏像
2.9歳
岐阜大仏
寺社名
正法寺
時代
江戸時代後期
作者
惟中和尚
仏像種
如来

(岐阜大仏)釈迦如来坐像shakanyorai-zazou“gifudaibutsu”

仏像全216尊の平均年齢は...

38歳でした

Study

APIは人間の表情を読み取るものであり、仏像の場合はお像の向きやライティングといった写し方の違いによって、異なった数値が出てくる。 ただ人間の表情に近い僧形像では実年齢に近い数値が得られることがある。 鎌倉時代に奈良・西大寺を復興した叡尊上人は、文献によって90歳で没し、 亡くなる前に上人の姿を肖像として残したものが、本像であることがわかっている。 83.5歳という判定値は、これにかなり近い数値を示していて、生前の姿をうつしたという史実にも合致し、 なによりもそれを見事に表現した仏師の技量の高さを示すものであろう。

[分析内容に関する注意事項]

「Emotion API」および「Face API」で検出した各数値データは、使用する仏像の画像によって異なる結果となります。
具体的には、撮影時のカメラアングルや画像のコンディションにより数値は変動するため、各数値データは、
あくまでもその仏像の傾向を読み取るための参考値として参照ください。
各数値データを、各仏像の絶対的な数値として特定するものではありません。

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