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教員紹介

卜部 敬康 講師

社会学部

URABE Hiromichi 卜部 敬康 講師

  • 専門

    社会心理学、集団力学

  • こだわり

    学問にタブーなし

  • 趣味・特技

    旅行・食べ歩き・温泉巡り・喫茶店巡り

  • オススメの書籍

    大村英昭『非行のリアリティ』(世界思想社)、森真一『自己コントロールの檻』(講談社)、宇沢弘文・内橋克人『始まっている未来』(岩波書店)

主な担当科目

学部 集団力学、応用心理学、社会心理学演習、心理学実験、社会心理学特殊講義

経歴

1992年
  • 関西学院大学理学部物理学科卒業
1998年
  • 関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得退学
2003年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • 『常識の社会心理:あたりまえは本当にあたりまえか』(北大路書房)

現在の研究テーマについて教えてください

現代日本社会の「生きづらさ」とその解決にどのように社会心理学的視点を活かすか
「心理主義」と「情報技術を用いたコミュニケーションの普及」が、その生きづらさに拍車をかけていることを、おもに理論的にアプローチしているところです。社会心理学といえば、実証的な研究方法というのが「売り」であることが自明視されていますが、人間の行動を他の学問とは異なった角度から理論化できることも大きな魅力の一つであると考えています。伝統ある学問(たとえは物理学)ではあたりまえに存在する「理論○○学」を社会心理学にも根付かせたい、という遠い目標をもっています。

担当している代表科目の説明をお願いします

応用心理学
無力感・多忙感を自覚しながら生きる人が多いことや毎年2万人ほどが自殺していること、などといった、現代日本社会の「生きづらさ」を社会心理学の視点(少し社会学を含む)から考察する。例えば、情報化によって高度にシステム化された社会が人間の精神活動にもたらす影響や、画一的な人間観に基づく教育方法がどのような人間を育ててしまっているか、といったことについて講義している。

集団力学
「空気を読む」ことのもたらす功罪など、人間が他者を意識することによる現象や個人ではみられない集団特有の現象(赤信号みんなで渡ればこわくない、など)について講義している。

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