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教員紹介

太田 仁 教授・博士(社会学)

社会学部

OTA Jin 太田 仁 教授・博士(社会学)

  • 専門

    社会心理学

  • こだわり

    Your Beliefs Create Your Reality

  • 趣味・特技

    古寺巡礼、仏像鑑賞、心身の鍛錬

  • オススメ書籍

    『支えあいからつながる心』 (ナカニシヤ出版)

主な担当科目

学部 対人社会心理学、社会心理学特殊講義、社会・集団・家族心理学、社会心理学演習
大学院 応用社会心理学特論

経歴

2005年
  • 関西大学大学院社会学研究科社会心理学専攻 博士課程修了 学位 博士(社会学)
  • 法務省矯正局法務教官、三重県立高校教諭、梅花女子大学・大学院 教授を経て
2019年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • 『常識を疑う心理学』(共著、ナカニシヤ出版、2021年)
  • 『支えあいからつながる心  対人関係の心理学から』(監修・著、ナカニシヤ出版、2019年)
  • 『学校における自殺予防教育プログラム GRIP』(共著、新曜社、2018年)
  • 『たすけを求める心と行動―援助要請の心理学―』(単著、金子書房、2005年)
論文
  • "The Effects of Narcissism and Humor Coping on Anger Expression in Married Couple." Japanese Psychological Research Volume 65, January 2023
  • 「援助者の負債感が自殺予防の判断に与える影響について」(単著、『奈良大学紀要』No.29、2021年)
  • 「援助要請と気質との関連性」(単著、『奈良大学紀要』No.28、2020年)
  • 「中学生の叱られ経験後の援助要請態度―自己愛傾向による差異―」(共著、『教育心理学研究』第62巻第4号、2014年)

現在の研究テーマについて教えてください

対人関係における援助行動の交換について
人は、だれかの役に立ちたいという基本的な欲求をもって生まれてきます。人との交流を通じて人生に意義を見いだし、生きる意欲が支えられるのです。日常生活のさまざまな場面で助けたり助けられたりしながら私たちの人生は積み重ねられていきます。誕生から、小学校、中学・高校・大学そして大人になり人生を閉じるまで援助の交換は続きます。
以上の観点から現在では、思春期・青年期の若い人たちの友人・恋愛関係と親・祖父母世代の生きる意欲と援助行動の交換の関係についてさまざまなフィールドで調査や研究を展開しています。

担当している代表科目の説明をお願いします

対人関係の心理学(「対人社会心理学」、「社会・集団・家族心理学」など)
自分のことを待ってくれている人がいること。自分が会いたい人がいることは、私たちの幸福感の源泉です。その反対に、心が通じ合えない時、だれともつながれない孤独な時は、絶望を感じることさえあります。この授業では、人とつながる感動と意義そしてその方法を科学的データに基づき講義します。

社会心理学特殊講義 生きる意欲を支える対人関係
この講義では「死んでしまいたい」ぐらい苦しい思いを抱える人の心を救う援助について具体的な方法をまなびます。そして「死ににたいなんて最低!」と叱ったりするのではなく、つながることから始める心の救済について習得し、命を守る「ゲートキーパー」になることを目指します。

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