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教員紹介

村上 史朗 准教授・博士(社会心理学)

社会学部

MURAKAMI Fumio 村上 史朗 教授・博士(社会心理学)

  • 専門

    社会心理学

  • こだわり

    データは予測を裏切る

  • 趣味・特技

    スポーツ観戦(特にサッカー)

  • オススメ書籍

    下條信輔『サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ』(中公新書)

主な担当科目

学部 文化心理学、社会心理学実験実習、社会心理学基礎実習、心理学統計法、
社会心理学概論、社会心理学演習
大学院 社会心理学特論、臨床心理学研究法特論、社会文化研究演習

経歴

1996年
  • 東京大学文学部卒業
2003年
  • 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学
  • 神戸大学大学院文化学研究科COE研究員、横浜国立大学安心・安全の科学研究教育センター特任准教授を経て
2009年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • 『責任と法意識の人間科学』(共著、勁草書房、2018年)
  • 『補訂新版 社会心理学研究入門』(共著、東京大学出版会、2017年)
  • 『社会心理学概論』(共著、ナカニシヤ出版、2016年)
  • 『個人の中の社会(展望 現代の社会心理学1)』(共著、誠信書房、2010年)
  • 『紛争と対話(法動態学叢書 水平的秩序4)』(共著、法律文化社、2007年)
論文
  • Yamaguchi, S., Greenwald, A. G., Banaji, M. R., Murakami, F., Chen, D., Shiomura, K., Kobayashi, C., Cai, H., & Krendl, A. (2007). Apparent Universality of Implicit Self-Esteem. Psychological Science, 18, 498-500.
  • 村上史朗・石黒格 (2005)「謙遜の生起に対するコミュニケーション・ターゲットの効果」(『社会心理学研究』, 21, 1-11.)
  • 志村誠・小林哲郎・村上史朗 (2005)「拡大する社会的ネットワークは少数派を残存させるか:DSITシミュレーションによる非近接他者情報の導入」 (『社会心理学研究』, 21, 32-43.)
  • Murakami, F. (2003) Coexistence of equity and interpersonal harmony among recipients: Reward allocation as an instrument for group management. In Kuo-Shu Yang, Khang-Huo Hwang, Paul B Pederson, and Ikuo Daibo (Eds.) Progress in Asian Social Psychology, Vol. 3: Conceptual and Empirical Contributions, Greenwood Press Westport: London. Pp. 217-231.

現在の研究テーマについて教えてください

最近の研究の中心的なテーマは、「ルールやマナーの違反」です。
世の中には多くの規範がありますが、私たちはその全てを常に守っているわけではありません。「このルールは守らなければならない」「このルールはそこまで厳密に守らなくてもよい」などの判断をしていて、しかもそれは人によって異なります。人がルール違反をする心理的な要因を探るのが、最近の研究課題です。これまでにわかっていることのひとつは、周囲の他者が守っていないと感じられるルールは、それが明文化されたものであっても守られにくい傾向があるということです。周囲の人のふるまいから、ルールの守り方についての「相場観」のようなものができているわけですね。

担当している代表科目の説明をお願いします

文化心理学
生物としての人間の性質は文化によって変わらないのに不思議なことですが、私たちの心の性質には周囲の社会的な環境に応じた「クセ」のようなものがあります。文化心理学では、文化によって異なるこのような心のクセの性質を探っていきます。

社会心理学概論
私たちは、常に他者、そして他者と形作っている社会の存在を前提にして生活しています。周囲の他者をどう認識するか、他者は自分にどのような影響を与えているかなど、心理学的に周囲の人々や社会との関係を捉える視点を身につけていきます。

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