対象者別メニュー

About Nara UNIVERSITY

大学案内

教員紹介

吉川 敏子 教授・博士(文学)

文学部

YOSHIKAWA Toshiko 吉川 敏子 教授・博士(文学)

  • 専門

    日本古代史

  • こだわり

    文字の向こうに人を見る

  • 趣味・特技

    もうちょっと年をとって暇になったら考えます

  • オススメ書籍

    日本史リブレット(山川出版社)、歴史文化ライブラリー(吉川弘文館)、人物叢書(同)、ミネルヴァ日本評伝選(ミネルヴァ書房)などから気になる巻を手に取ってみて下さい

主な担当科目

学部 史料学概論、史料学講読、史料学特殊講義、史料学演習、文化財学研究法

経歴

1990年
  • 京都大学文学部史学科国史学専攻卒業
1998年
  • 京都大学博士(文学)取得
1997年
  • 東海大学文学部歴史学科日本史専攻講師着任
2001年
  • 同助教授
2011年
  • 同教授
2012年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • 『氏と家の古代史』(単著、塙書房、2013年) 
  • 『律令貴族成立史の研究』(単著、塙書房、2006年) 

現在の研究テーマについて教えてください

近畿の古代牧
長い間、律令制度下の政争史や制度史、系譜史料を用いた古代氏族の地位継承や氏の在り方などについて研究してきましたが、近年は主に近畿の古代牧を研究しています。自身の卒業論文で日本古代の牧の制度を研究しましたので、まさに原点回帰です。文献に名をとどめる公私の牧を個別に取り上げ、史料から牧の設置や変遷の歴史的背景を検討し、地図上に比定地を求め、時には地図を片手に現地を歩いて、近畿特有の牧の存在形態や歴史的意義を解明しようと奮闘中です。

担当している代表科目の説明をお願いします

史料学講読
文化財学を追究するには、遺跡や美術品などの文化財そのものの調査だけではなく、その文化財が生み出され、伝えられてきた歴史的背景を考察することも重要です。そのために、史料学分野の素養は是非身につけてほしいスキルの一つです。「史料学講読Ⅰ」では漢文史料の読解力を養い、「史料学講読Ⅱ」で史料に関わる歴史事象を調べる練習をします。

史料学特殊講義
これまでの私の研究を素材として、史料を用いた考証の方法などを講義します。

史料学演習
史料学分野での卒業論文を作成するための授業です。学生さんが自分で選んだテーマについて研究し、発表や意見交換などを重ねて、それぞれの研究を深めていきます。

ページトップ