対象者別メニュー

About Nara UNIVERSITY

大学案内

教員紹介

横山 香 教授・博士(言語文化学)

文学部

YOKOYAMA Kaori 横山 香 教授・博士(言語文化学)

  • 専門

    ドイツ地域文化研究

主な担当科目

学部 ドイツ語初級・中級、基礎演習

経歴

1990年
  • 大阪大学人間科学部人間科学科(社会学専攻) 卒業
1992年~
1993年
  • フランクフルト大学社会学部 留学
2001年
  • 大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了
2010年~
2016年
  • 兵庫教育大学教職キャリア開発センター 特命准教授
2016年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • 『名詞からまなぶ ドイツ語トレーニング』語研、2022年
  • 「ドイツにおける推理小説のテレビドラマ化―最近の作品を中心としたアダプテーションの事例研究」(オリバー・マイヤー編『ドイツ・ミステリを読む・観る―インターカルチュラリティとインターメディアリティの観点から』日本独文学会、55-78ページ、2019年)
  • 「非政治性の政治性―戦後西ドイツにおける女性雑誌『コンスタンツェ』Constanze の誌面分析」(竹田和子編『時代を映す鏡としての雑誌―18 世紀から20 世紀の女性・家庭雑誌に表われた時代の精神を辿る』日本独文学会、74-90ページ、2017年)
  • Literatur als populärkulturelles Phänomen: Seicho Matsumotos Suna no Utsuwa. In: Annie Bourguignon u.a. (Hrsg.): Zwischen Kanon und Unterhaltung. Berlin: Frank & Timme, 2016, S. 393-408.
論文
  • 「1950年代西ドイツの女性雑誌の広告に描かれた女性たち」(ゲルマニスティネンの会『Flaschenpost』第41号、1~7ページ、2020年)
  • 「戦後ドイツの大衆文化における“heile Welt”の表象と言説―Ludwig Ganghoferの小説と映画を事例として―」(奈良大学『奈良大学紀要』第47号、1-17ページ、2019年)
  • 「「女性による、女性についての、女性のための」推理小説?―Frauenkrimiとは何か―」(奈良大学『奈良大学紀要』第46号、97-113ページ、2018年)

現在の研究テーマについて教えてください

ドイツの大衆文化・文学研究
これまで現代のドイツにおける大衆文化(テレビ番組、大衆紙、雑誌、推理小説等々)を中心に研究をおこなってきました。最近は、19世紀末から1950年代という、大衆消費社会を考えるうえで非常に重要な時代における大衆文化現象に興味をもっており、この時代の女性作家が書いた娯楽小説についての研究を始めています。また、2022年にドイツ語初修者用のトレーニングブックを出版しましたが、ドイツ語圏の社会や文化からドイツ語を学べるような教科書を現在制作中です。

担当している代表科目の説明をお願いします

ドイツ語は難しいと言われます。たとえば名詞には男性・女性・中性という文法上の性があり、それぞれつく冠詞の形も異なります。けれど一度理解すると「なるほど!」と思うことも多く、ロジカルな思考を楽しむこともできます。話すことができるようになれば、世界も広がります。大学で初めて学ぶ言語ですので、学ぶ意欲さえあれば、きっと面白いと思えるようになるでしょう。2023年度後期には「ドイツ海外研修」が実施されます。現地で生の歴史や文化に触れることのできるプログラムになっています。

ページトップ