対象者別メニュー

About Nara UNIVERSITY

大学案内

教員紹介

武田 一郎 教授・理学博士

文学部

TAKEDA Ichirou 武田 一郎 教授・理学博士

  • 専門

    自然地理学、地形学、海岸地形

  • 趣味・特技

    温泉巡り

主な担当科目

学部 基礎演習、地理学講読・調査法、地理学分析・表現法、地理学演習、災害地理学、人と防災、世界地誌概論
大学院 自然地理学(地形)特殊講義、自然地理学演習

経歴

1977年
  • 東京教育大学理学部地学科地理学専攻卒業
1983年
  • 筑波大学大学院地球科学研究科修了(博士取得)
1987年
  • 京都教育大学講師・助教授・教授
2019年
  • 京都教育大学定年退職
2020年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書・論文
  • 「日本沿岸における湾口砂州と砂嘴の分布」(『奈良大地理』、2021年)
  • 「砂州と砂嘴の用語の混乱」(共著、『京都教育大学環境教育研究年報』、2019年)
  • 「湾口砂州と砂嘴の違い」(共著、『京都教育大学紀要』、2019年)
  • 「京丹後市の海岸・海洋」(『京丹後市の災害』、2014年)
  • 「日本沿岸における礫質砂州の離水量」(『地形』、2009年)

現在の研究テーマについて教えてください

砂州と砂嘴のちがい
波や沿岸流によって運搬された砂礫(されき)が湾口に細長く堆積して砂嘴(さし)をつくります。砂嘴が伸びると、それが堤防の役割を果たすために内湾側が堆積環境になり、砂嘴の先端は徐々に内湾側に曲がることになります(たとえば、北海道の野付崎)。その結果、砂嘴は外洋に対して凸状の平面形状を有しています。これまで、この砂嘴がさらに伸びて湾口をふさぐまでに発達したのが砂州であると考えられてきました。しかし、砂州は砂嘴と異なって外洋に対して凹の形になっています(たとえば、天橋立)。したがって、砂州は砂嘴が伸びたものではないということになり、砂州の形成を再検討する必要が出てきました。現在、このテーマに取り組んでいます。

担当している代表科目の説明をお願いします

世界地誌概論
西アジアから地中海沿岸にかけては降水量の少ない地域が広がっています。この地域の人々の生活・歴史・宗教などを、自然環境との関連で述べていきます。

災害地理学、人と防災
日本で頻発する自然災害の原因・地域性・対策などを述べます。また、自然災害は受け手である人間側の問題でもあること、さらには自然の恵みの側面もあることを紹介します。

ページトップ