対象者別メニュー

About Nara UNIVERSITY

大学案内

教員紹介

関 茂樹 教授・博士(文学)

文学部

SEKI Shigeki 関 茂樹 教授・博士(文学)

  • 専門

    英語学

  • こだわり

    マイ-ペース

  • 趣味・特技

    散歩

  • オススメの書籍

    安井稔『英語とはどんな言語か』 

主な担当科目

学部 英語読解初級 、英語読解中級

経歴

1978年
  • 筑波大学人文学類言語学科卒業
1983年
  • 筑波大学大学院文芸言語研究科言語学専攻 単位取得退学
1983年~
1985年
  • 新潟大学教養部英語科講師
1985年~
2020年
  • 大阪市立大学文学部 講師・准教授・教授
1999年
  • 博士(文学)取得 (大阪市立大学)
2020年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • 『英語指定文の構造と意味』(単著、開拓社、2001年)
  •     
論文
  • 「不定詞節を含む叙述文の諸特性について」(単著、『英語語法文法研究』23号)
  • 「空所化現象再考」(単著、『言語研究の視座』、開拓社、2015年)
  • 「否定辞を含む省略節の語順と機能」(単著、『英語語法文法研究』20号)
  • "Left Dislocation and Multiple Focussing in Clefts." (単著、Distinctions in English Grammar、開拓社、2010年)

現在の研究テーマについて教えてください

英語の否定文の統語的・意味的特性の研究
英語の否定文の諸特性について研究している。否定文は統語的・意味的特性の観点から分析が可能であり、これまでに相当な研究の蓄積がある。現在取り組んでいるのは、一つの文において否定辞が複数現れる多重否定の現象と否定辞に等位節が後続する現象である。いずれの現象も先行研究で十分に分析されているとは言い難く、とりわけ談話内での意味的役割に関しては、従来の分析は不十分である。資料としては、大規模コーパスではなく、現代の英米の小説を用いている。

担当している代表科目の説明をお願いします

英語の語順には規則性がある。語順は一定の文脈において語句が担う旧情報・新情報の配列と関係していて、適切な情報伝達のためには、新情報・旧情報の配列と文の要素の長さのバランスを考慮する必要がある。読解の授業では、さまざまなタイプのエッセイを読み、本来の語順とは異なる語順からなる文(例えば、倒置文、要素の文末への移動文など)について、このような機能主義的な観点から解説する。また多様な構文の特性を明らかにするとともに、基本的な文法事項についても復習し、理解を深める。

ページトップ