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教員紹介

宮本 亮一 准教授・博士(文学)

文学部

MIYAMOTO Ryoichi 宮本 亮一 准教授・博士(文学)

  • 専門

    中央アジア史

  • こだわり

    虚心坦懐

  • 趣味・特技

    野鳥観察、音楽(鑑賞も演奏も)、F1観戦、その他(多趣味です)

  • オススメの書籍

    上橋菜穂子『守り人シリーズ』、田中芳樹『銀河英雄伝説』、アレクサンドル・デュマ『モンテクリスト伯爵』

主な担当科目

学部 東洋史概論、国際交流史基礎講義、史料講読、史学演習
大学院 文献史学(外国史)演習

経歴

2003年
  • 龍谷大学文学部史学科東洋史専攻卒業
2014年
  • 龍谷大学大学院文学研究科東洋史学専攻 博士(文学)取得
    日本学術振興会特別研究員PD、École des hautes études en sciences sociales招聘研究員、東京大学U-PARL特任研究員などを経て
2023年
  • 本学着任

主な著書・論文

著書
  • 『アジア人物史』1:神話世界と古代帝国(共著、集英社、2023年)
  • 『アフガニスタンを知るための70章』(共著、明石書店、2021年)
  • 『悪の歴史』東アジア編(下)南・東南アジア編(共著、清水書院、2018年)
論文
  • 「カダグスターンからの手紙」(『西南アジア研究』92、49-75、2021年)
  • 「ワフシュ神とラームセート神:バクトリア語文書から見たトハーリスターンにおける宗教事情の一側面」(『東洋学術研究』59/2、85-114、2020年)
  • "Étude préliminaire sur la géographie administrative du Tukhāristān" (Studia Iranica 48/2, 163-186, 2019)
  • 「φρομαλαροとprm'nδ'r : トハーリスターンとソグドにおける在地役人の比較研究」(『東洋史研究』77/3、580-547、2018年)
  • 「バクトリア語文書から見たトハーリスターン在地の支配階層」(『オリエント』61/1、47-57、2018年)
  • 「トハーリスターン行政地理研究序説」(『東方学報』90、320-277、2015年)
  • 「バクトリア語文書中に見えるカダグスタンについて」(『東方学報』87、448-413、2012年)

現在の研究テーマについて教えてください

支配と被支配の視点から見た中央アジアの歴史
古い時代の中央アジアに展開したクシャーン朝やフン族といった支配集団の動向と、それらに支配された在地社会の様相を解明することを目指しています。主にイスラーム時代以前を研究対象としていますが、歴史学の時代区分にとらわれず、利用可能なあらゆる資料(例えばイスラーム時代以降のアラビア語文献など)も調査しています。また、考古学や美術史など隣接分野の研究にも広く目を配り、それらの成果を利用することで、視野の狭い研究にならないように心がけています。

担当している代表科目の説明をお願いします

東洋史概論
「シルクロード」という言葉は近代になって作られた学術用語で、過去の人々がユーラシア大陸各地を結んだ交易路をこのように呼んだわけではありませんが、この用語をもとにイメージを膨らませ、各地域の歴史を理解しようと試みることは有効な手段の一つです。この科目では、シルクロード上に展開した様々な政治勢力の動向と、それらに支配された在地社会の歴史や文化について解説します。

国際交流史基礎講義
紀元前二千年紀以降、19世紀頃まで、非常に長い期間にわたって、中央アジアやその北方の草原地帯から南アジアへ向かう人間の移動が見られました。この科目では、人類史における大きな行動パターンの一つとも言えるこの動きについて、どのような背景があってそれが生じたのか、共通性や差異は存在したのかなどに目を向けます。

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